【掌篇小説】 超ミニカレー
ポストモダンは「ポモ」と揶揄されたり、なんでも相対化する悪しき思想だと警戒されたりするし、それ故にというべきか、取るに足らないものだと思われてもいる(とくに「脱構築」という〈方法〉は、批判に曝されている)。
そういうことは承知の上で、ポストモダンを取っ掛かりにして、中東部アフリカ史を「脱構築」しているわけだけれど、どれだけ説明をしても、総スカンをくらっているので、じれったい思いをしている。
いや、そうした思いを「していた」のだ。もう誰からも評価も批評も得られないことに、