地域を飲む
転換点 ビールが美味しい
私は35年間生きてきて、ビールを美味しいと思って飲んだ事がほとんどない。
転換点が訪れたのは3月の事だった。懇意にしていた方の送別会に参加した時のことだった。
そのお店は日本酒がウリのお店。でも私は本当に日本酒はからっきし。他の飲み物は新潟で昔から作られている地ビールのスワンレイクビールと、梅酒のみ。
乾杯は生で!という文化は残念なことに未だに残ってましてね。好きなもの飲めばいいじゃんとも思いますけど、まあ時間制限あるようなお店だとね、すぐにでも乾杯したいですもんね。
渋々スワンレイクビールを注文することに。するとこれが意外や意外、するすると飲めちゃったんです。
ちゃんぽんすると具合が悪くなるのは分かりきっていたので、人から注がれた日本酒を少しだけ舐めつつも、2杯目もスワンレイクビール。
3杯目の途中でもう飲みきれなかったんですけど、私からしてみたら「自分でも飲めるビールがあるんだな」って軽い感動があったんです。
ノンアルコールビールのクオリティの高さに驚いた6月
その後月日は飛んで6月、客人を招いて昼間から仕事時間に飲もうと代表が企画をブチ上げる。
ただその後もお仕事ありますから。と社員は全員ノンアルで行くことに。結果客人も夜に予定が入っていたのでアルコールは拒否されて、みんなノンアルを飲むという何とも平和な会だったわけですけど、ここで飲んだノンアルコールビールがべらぼうに美味しかったんですよ。
勿論喉が乾いていたからというのもあったかもしれませんけど、5年程前に飲んでいたノンアルコールビールと、明らかにレベルが違う!
そう感じました。
ちなみにその際飲んだのは↑こちら。これ本当に美味しいです。ビールに似せて作った飲み物ではなく、ビールの製造工程を踏みなからアルコールを取り除いた飲み物なので。これはもう立派にビールでしたね。
居酒屋での大手メーカーの生中もGood
自分がビールが美味しいと確信を持ったのは、いつものサシ飲み相手の社長様(他社)との懇親会。いやそんな大層なものじゃなく、本当にただ飲むだけなんですけどね。
ここで思い切って、
私「社長、私思い切ってビール行っていいですか?悪酔いしたらホテルまで送ってください(笑)」
社長「珍しいっすね。ビール好きだったっけ?良いですよとことん飲みましょう。」
私「何か好きになりかけてる気がして。今日暑かったんで、試しに。」
社長「チャレンジは大事。」
カンパーイ
確かこのお店の生中はキリンだったと思うのですが、1杯目が特に美味しかった。焼き鳥をつまみながら2杯目以降はちびちび。この日はビール2杯にして、3杯目は普通にレモンサワーに切り替えました。
経済学生が1年時に真っ先に学ぶ限界効用逓減の法則。ビールは1杯目が一番美味しくて、2杯目以降から得られる効用は減るという例え話。
あれは実際そうで、飲み進めて美味しいー!となるものではないですよね。
何よりやっぱりビールってお腹に溜まりますよね。おつまみも結構楽しみたい人種の私からすると、ビールが美味しく感じられるのは良いのだけれど、おつまみをあまり食べられなくなってしまうのが難点。
アルコールを接種するのではなく地域を飲む
アル中の言い訳みたいな事言ってますけど、本心ですよ(笑)
これは東京の友人に影響されている部分が大きいとは思うんですけど、私にビールの美味しさを気付かせてくれたきっかけもクラフトビールだったわけなので、じゃあ2週間に1度ぐらいのペースで色々なビール飲んでみようかなって思った次第です。
大手のビールを決して下げるわけではないんですけど、地ビールの方がやっぱり地域とのつながりを感じられるので、自身のコモンセンスにもハマる感覚があってね。
私今まで晩酌とか全くしてこなかった人間なので、楽しみ方はまだイマイチ分かってないんですけど、ビール飲むとおつまみあまり要らないという自身の体質が逆に功を奏している感がありましてね。
極論魚肉ソーセージと350缶1本あれば充分だなって気づいたんです。
本日のお供と最近のお供たち。
お盆休みには友人ABとの飲み会も決まりました。来週1週間、お盆休み前の地獄の1週間を乗り越え、至福のビール天国へ行きたいと思います!