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ザウバーのシート争奪戦:ミック・シューマッハ脱落か、残る3人の候補者

来年のザウバーのシートを巡る動きが活発化している中、ミック・シューマッハの名前が候補リストから外されたのではないかと、注目を集めています。2026年からアウディとしてF1に参戦する予定のザウバーですが、来シーズンを含めたドライバーラインナップの決定は、プロジェクトの重要な要素となっています。

報道によれば、ザウバーのテクニカルディレクター兼オペレーションディレクターであるマッティア・ビノットは、シューマッハを「計画」から除外し、候補者リストを3名に絞り込んだとされています。その3名とは、現行のドライバーであるバルテリ・ボッタス、F2で活躍するガブリエル・ボルトレート、そしてウィリアムズで印象的なパフォーマンスを見せているアルゼンチン人ドライバーのフランコ・コラピントです。

一方、ミック・シューマッハは現在メルセデスのリザーブドライバーとして活動しつつ、WECではアルピーヌのドライバーを務めています。しかし、F1のレギュラードライバーとして復帰する道は険しく、今回の報道がそれを示しています。シューマッハ自身は9月に決定が下されることを期待しており、現状のプランAがうまくいかない場合には別の道を模索すると語っていますが、現実的には厳しい状況に直面しているようです。

アウディは2026年の大きな技術規則変更に向けて準備を進めており、その前段階となる2025年シーズンも重要な年となることは間違いありません。ザウバーとして参戦する来年のシーズンでは、チーム基盤の確立が急務であり、その中でドライバーラインナップの決定はプロジェクト全体の成功に大きく影響を与えるでしょう。

現在、ボッタスと周冠宇の両ドライバーは今シーズン限りで契約が終了しますが、ヒュルケンベルグの加入により、少なくともどちらか一方がチームを去ることが予定されています。特にボッタスは、多くの情報筋が「有力な選択肢」として名前を挙げていますが、本人はこれを否定しています。

来シーズンのザウバーのドライバーラインナップがどのような形になるかはまだ不透明ですが、ボッタス、ボルトレート、コラピントの3名が熾烈な争いを繰り広げていることは確かです。アウディがいつ最終決定を下すかは依然として明らかではありませんが、2025年のグリッドに向けた競争がますます激化しているのは間違いありません。

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