見出し画像

ポジティブの中にも2種類あって /『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』感想

しんどい環境で約1年間はたらいてきました。

そんな私が、ちょっとだけ楽になれた考え方をシェアします!

感情をポジティブとネガティブの2つだけにしない

私は豆腐メンタルかつ気にし過ぎな性格、ということは自他ともに認めている。
だからその状況を脱するために、以前は

あー、自分は今ネガティブだ。ポジティブにならなきゃ!!

と自己暗示をしていた。
ポジティブな人は幸せで、ネガティブな人は不幸せ。そんな考えに囚われていた。

でも、実際そう思えば思うほど気持ちは焦ってしまう。

そんな不幸のループにはまっていた時期に、ある本に出会った。


精神科医の東畑開人さんの著書
「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」

この本曰く、ポジティブの中にも2つある。
ポジティブのポジティブ。
ポジティブのネガティブ。

ポジティブのポジティブは、最高!嬉しい!という状態。みんな究極的にこうなりたい、と思っている考え方。

対してポジティブのネガティブは、こんな辛いこともある、こんな悲しいこともある。だけど生きてる、大丈夫。という、紆余曲折あっても、最終地点がポジティブになっている考え方。

よく母が「毎日お布団に入れればそれがゴール」
と言っていたのを思い出す。
なんだ、救世主は身近にいたのか。
でも、必要なタイミングで自分にスっと入ってくる言葉ってあると思う。

どれだけ上司に指摘をもらっても、結果が出なくても、生きて家に帰れれば御の字。

幸せか不幸せか、の2つでなく、グラデーションをつけて生きていけたら。
曖昧な気持ちの日々も愛していきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?