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スマイルゼミタブレット4で誤って工場出荷状態(ファクトリーリセット)してしまった場合に復旧させる方法 

こんにちは。私はスマイルゼミで一番してはいけないAndroidモードのまま設定アプリでリセットしてしまった人です。
ネットに溢れている記事を見ると詰みだとか言われていますが、今回はなんとかできたのでその手順を画像付きでわかりやすく説明します。

条件と準備

条件

Android11以降
Android Studioを使用することができるWindows,Mac,Linuxコンピュータ
Wi-Fi環境

環境

タブレット:スマイルゼミタブレット4
モデル番号:SZJ-JS203
型番:KC-T303DT
スマイルゼミバージョン9.0.0.20
Android11

準備

もし何か余計な設定をされていた場合に面倒なことにならないようにリカバリーモードからリセットします。
リカバリーモードに入って画面が黒くなったら画面をたっぷして音量↓でSmile Zemi Wipe Data/factory resetを電源ボタンで選択し、OKを選択します。
処理が完了したらReboot system nowを電源ボタンで選択してください。
間違えてそのまま放置している場合はこの手順をスキップしても大丈夫です。

リカバリーモードの起動方法

1.サービスモードに入り、設定を変更する

下の画像のように最初の画面で、画面左上を15回ほど連打します。
バージョンによってはWi-Fiを設定してからJustアカウントの画面でタップする場合もあります。

スマイルゼミのようこそ画面で、画面左上が選択されています。

そうすると、下の画像のような画面になりますので、"設定"を開いて"ネットワークとインターネット"、"Wi-Fi"で設定してください。Wi-Fiはコンピュータで接続できるのを選択して接続してください。完了したら設定のホーム画面に戻ってください。

2.adbでツールをインストール

adbでアプリをインストールできるように下のリンクからAndroid Studioをインストールし、設定します。
WIndows,Mac,Linuxに対応できます。

詳しい設定方法はAndroid Developerから確認するか、自分で調べてください。
"Android Studio adb設定方法"のように検索すると出てくるはずです。

次に下のリンクからApk pureでQuickShortcutMakerをダウンロードします。
Apk pure自体がかなり怪しい印象がありますが、アプリはAndroidモードに切り替えるとどこかへ消えてしまうというか見た感じOS自体が変わってるっぽいので問題ないと思います。

ダウンロードが完了したら、"タブレット情報"をタップし、"ビルド番号"を10回ほど連打します。
そうすると、画面下側に"これでデベロッパーになりました!"とトーストが出てくるはずです。
そして戻り、"システム"、"詳細設定"、"開発者モード"に進み、"ワイヤレスデバッグ"を探し、選択し、OFFの右側のスイッチでONに切り替えます。

そしてONにして"このネットワークでワイヤレスデバッグを許可しますか?"が表示されたら、"このネットワークで常に許可する"にチェックし、"許可"をたっぷしてください。
このときWi-FiのSSIDが表示されるので、コンピュータがタブレット側で設定した時と同じWi-Fiに接続されていることを確認してください。
私は"Buffalo-G-0000"と"Buffalo-A-0000"の違いで数十回ミスりました。

ONになったら"ペア設定コードによるデバイスのペア設定"をタップし、コンピュータのコマンドプロンプトやターミナルで以下のコマンドを実行します。

adb pair IPアドレスとポート

エラーの場合は半角で入力されていることを確認してください。
下のような文字が表示されたら、Wi-Fiペア設定コードを入力してください。

Enter pairing code: 

成功すると、タプレット側の画面が自動で切り替わり、コマンドを使えるようになります。

次に、adbコマンドでQuickShortcutMakerをインストールします。
下のコマンドを入力し、先ほどApk pureでダウンロードしたQuickShortcutMaker.apkをコマンドラインにドロップします。
install の後にスペースを入れておいてください。

adb install 

実行して数十秒待つとインストールが完了しますので、音量+-ボタンを同時に何回か押してサービスモードの画面に戻ります。

音量上げるボタンと下げるボタンを同時に押している画像です。

戻りすぎてしまった場合は"1.サービスモードに入り、設定を変更する"の最初の手順をもう一度すればいいだけです。

3.ツールを使用して、Androidモードに入る

ここまでくるとあと少しだけです。
まず、QuickShortcutMakerを開きます。

サービスモードの画面でQuickShortcutMakerが選択されています。

そして、"初期設定"を探し、^の反対向いたみたいなやつをタップして"初期設定"の下に"サービスモード(KC2)"と小さく書かれているやつを選択して開きます。

QuickShortcutmakerアプリで初期設定、初期設定(サービスモードKC2)、開くの順に選択されえています。

注意:この手順では絶対に間違えないでください。タブレットが起動できなくなる恐れがあります。

開いたらswitchOSの横の2をタップして1に変更します。
変更したらEXECUTEをタップします。

最後に

再起動後、初期設定をしてスマイルゼミモードの消去を実行すれば、このようなことにならず誤ってリセットしても普通にAndroidタブレットとして使うことができます。
少しでもこのようなことで困っている方の役に立てれば嬉しいです。

このnoteの手順3からは下のリンクのブログを参考に作成しました。
自分も救われたので感謝しています。

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