未来に咲く花〜1話〜
「速報です。2070年ワールドカップ決勝アメリカ対フランスの試合が今終了しました。」
俺は今何故か全く知らない土地にいる、そして周りの人は何故か僕のことをじっと見てくる。
なんでこんなとこにいるのか思い返してみよう。
「只今より平成28年度花村高等学校体育祭を開催します。」
今日は俺の嫌いな体育祭だった。
クラスのみんなは最後の体育祭だと張り切ってはいるが自分はそんな事を思うことはなく負けたって良いから早く帰りたい。
そんなことを思っていると開会式が終わり自分の席に戻り携帯を見てみると唯一の親友である
たかちゃんからメールが来ていた
「めんどくさいから昼休みのうちに抜け出して帰ろう」
俺は迷うことなくOKの返事をした
まあそんなこんなで午前中最後の盛り上がり場所騎馬戦が始まった。
俺みたいな地味なやつは騎馬戦に出ることはなくただじっと席に座り眺めている。
そんな時携帯のバイブが鳴り、携帯を見てみるとたかちゃんからのメールが入っていた
「昼休み始まったらすぐ一回の男子トイレに集合」
そして、昼休みが始まったので集合場所に向かい、待ち合わせていたたかちゃんと合流した。
「俺らみたいな青春を謳歌出来なかった奴らにはただただめんどくさいイベントだよなー」
そんなような冴えない愚痴をを2人して言いながら正門へ向かっていると後ろから怒鳴り声が聞こえてきた、担任の梶原だ
「お前らー!止まれ!!」
捕まるのは分かっていたが面白半分で2人して笑いながら逃げた、そして正門を出てすぐの角を曲がろうとしたその時、俺は赤い車に轢かれたんだったな。
とゆうことはここは天国か何かなのか、、、
周りを見渡していると渋谷にある様なデカいモニターを発見した。
モニターに書いてある文字を見て俺は驚愕した。
そのモニターには2070年ワールドカップ決勝と書かれている。
まさか自分はタイムスリップでもしたのか?
そんなことを考えていると後ろから声をかけられた。
「ちょっと君いいかな?」
その姿を見て俺は戸惑った。
〜続く〜
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