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人はなぜ誕生日に落ち込むのか。

ホロスコープ鑑定時に「誕生日のあたりって、いつも落ち込むんですよね」「不思議とアクシデントが起こる」というお話を伺うことが多いです。多いです。本当に多いです。そして誕生日なのに何故か落ち込んでしまうというお話しもよく伺います。

なぜ人は誕生日にナイーブになってしまうのか?

ホロスコープで解説するその前に。

「誕生日は最高で完璧な自分が全人類に全祝福される日である」

というような、変なバイアスがかかっていないでしょうか。。。

だいじょうぶ!
みんな一人で楽しく誕生日過ごしてます!
私に言われても何の励みにもならないかもしれませんが!!

では、ここからはホロスコープで解説していきたいと思います。

誕生日の日は太陽2個持ち。

まず想像して欲しいのですが、誕生日というのは自分の頭の上に太陽がある日。つまり「出生図の太陽」×「現在の太陽」という2個の太陽が自分にある日です。

太陽には「素質」というものがあり、熱くて乾いています。

「熱い」というのは
未来に向かっていこうとする力です。

「乾いている」というのは
他者の意見に左右されず己が道を突き進める強さです。

誕生日の日は、自分の太陽✖️2倍なので
この↑気質も2倍になる日なんですね。

これは牡羊座だからとか、水瓶座だからとかは関係ありません。太陽を持っている人、つまり全ての人に当てはまります。

人生順風満々「おれのじだいがきた!!!」という方は、熱々ぐつぐつ土鍋うどんの如く誕生日メデタイいけいけドンドンなのですが、「自分にひっかかり」がある人は逆に「最近の私、全然自分らしくない、自分を生きれていない」と落ち込んでしまうことになります。

太陽は自分の「誇り」と「尊厳」を司っている天体です。

誕生日の日は「自分は自分である」という誇りと尊厳が無意識のうちにとても強くなっている日。

つまり自分のプライドがとても高くなっているのですが、それは、言い換えれば「とても傷つきやすい日」です。

先にもお伝えした「誰にも祝ってもらえない」ような落ち込みは、まさにこのパターン。

相手の些細な言動が自分をないがしろにしているように思えたり、普段なら気にならない相手の一言が刺さったり。

また逆に「もう私には関係ないし」と思っていても、誕生日の日は「こんなに気高い私に誰も気づかないなんて」とパンドラの箱の中で心が嘆いているのです。なんて愛らしい。

さて、この落ち込みには様々なパターンがあります。大きくわけて書いてみます。

何故落ち込んでしまうのか?

その1★出生図のホロスコープで太陽が強いアスペクトを持っている場合。

ニール・ヤング
太陽asc・月・冥王星でTスクエア。


例えば、太陽と冥王星が90度・180度を持っている人や、太陽を含んだTスクエアが出来ている人。

こういう場合は、もともと持っている強い気質に現在の空の太陽の熱さが加わるため、とても強く激しい感情の波が起こります。今まで自分が目を反らしてきたことなどに向き合わざるを得なかったり、隠していた問題に太陽の光が当たってしまう感じ。
しかし出生図が強いという事は、御本人の気質も強いということ。荒波にあえて舟を出すような、誕生日にド派手な強い選択をしてしまう人もいます。

その2★天体周期の関係で、太陽も含んで天体がずらっと並んでいる場合

スティーブン・スピルバーグ
月から火星まで6天体ステリウム。


金星と水星は太陽の近くにいつもいるのですが、そこに火星や木星土星が加わったために、ホロスコープでみると一塊りになっている出生図の方。

こういう場合は、各天体を現在の空の太陽が総なめしていく感じになるので、次次と事が起きたり、突然やる気になったり落ち込んだり、とにかく頭も身体も忙しい。そのため、いざ誕生日!にはもうグッタリという人も多いかもしれません。

誕生日を一日と捉えず、連なっている天体の個数×日にち=全部ひっくるめて誕生日 と思い、誕生日に至るまで、誕生日が過ぎた後も「お誕生日週間」として一日一個の喜びを積み重ねましょう。

お誕生日週間を計画的に意識して過ごすことで、当日グッタリ後日後悔、から離れることが出来そうです。

その3★各星座での特徴

そもそも「太陽」とは

たとえ一人孤独になろうとも「やってみせるぜ俺はやるぜ」という気合を持って動いた時に、本来の活用がなされます。

ただ、これが星座別で「燃え上がれる条件」が違うのですね。


火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)の場合
未だ具現化されていない目の前にはない目標を持った時。
「わからない」時。


地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)の場合
自分の「好き」が固まった時。
それを手に入れることで自分にメリットがあると確信出来た時。


風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)
自分の知らないことの「答え」の場所がわかった時。
状況を大局的にみつめ、一点の隙を見つけた時。


水の星座(蟹座・蠍座・魚座)
充分に周囲(相手)の状況を吸い上げ、斬りこんでいく時。
周囲(相手)を自分の熱意で変えられると確信した時。

このような条件が整った時に、どの星座の人も太陽を燃やして熱く活動的になります。風星座の人は冷静になればなるほど燃えるので、外側からは判断しづらいかもしれません。

つまり「誕生日なのに落ち込んでしまう」という時は、上記のことが「上手く循環されていない」という状態にある可能性が高いです。

でもですね、落ち込んでしまうということは「燃やしたい」何かが既にある状態なのです。そうでなければ「燃やせていない」と落ち込むはずは無いのですから。

誕生日を迎えたのに、年齢を重ねているのに、出来ていないことばかり。

逆ですよ~。燃え盛りたい火種がまだまだあなたの中に有るということ!

「燃やしたい」気持ちに素直になりましょう。どんがらがっしゃん火を焚きましょう。もちろん誕生日にこだわる必要はありません。

また自分の記事で申し訳ないのですが、もしお時間があればこちらも目を通してみて下さい。だいぶ前の新月記事ですが今も読まれている人気記事です。


ちなみに
明治以前は太陰暦だったので、当時の誕生日は「去年は盛夏の頃だったけれど、今年の誕生日は初秋だわ」のような季節のグラデーションのある誕生日でした。素敵ですね。

それではまた。

つちのと

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