日舞講師の小話〜本日はテスト！

2023年5月8日 20:29

今日は高校で授業がありました。
今日のミッションはテスト。
日本舞踊を初めて学び、仕上げた「さくらさくら」を1人ずつテストしました。
毎年のことですが、その年のカラーがあって興味深いです。
2つのグループに分けて授業がありますが、そのグループも何故か完全に違うカラーになります。
年々真面目な子達が増えますが、今年が1番真面目かも。
へたでもなんでも一生懸命頑張る子達にはついついこちらも"一緒懸命"になってしまいます。
テストが終わったら、恒例のイベント。
次回からハードな課題曲になるので、テスト終わりには表現に特化したものを体験…というと大袈裟ですが、
まだまだ解放されていない気持ちをほぐして、そして身体もほぐしてほしいと、毎年
「酔っ払い」表現と子供舞踊をしています。
日本舞踊には日常的な仕草が沢山ありますが、酔っ払う振り、つまずく(よろける)振り、などがあります。
身体をコントロールして、自然に見えるよう酔っ払い、行きたい方向に行けるよう、大道具などにぶつからないようにするのは、結構難しいことです。
子供舞踊は後期もやりますが、最初は
「うめぼしのうた」
子供が踊る場合は普通に踊れれば"かわいい"で済みますが、大人が踊る場合は、子供たちに見せる(楽しませる)意味合いがあり、顔の表情から身体の動きまでわかるよう踊らなければなりません。
気取った顔をしていないで"酸っぱい！"顔をしよう！
ということです。
子供番組ではお兄さんお姉さん達が、とっても表情豊かに歌っていますね。
この曲は私ども千翠流舞で披露する"子供ショー"の定番なんです。
「だから、子供たちに楽しんでもらえるように踊ってね」
と彼等に話します。
高校生が"こんなのやだ"と嫌がるかなと最初はドキドキでしたが、結構いや、かなり喜んで踊ってくれます。
しばらくは授業終わりくらいに"またうめぼし、踊りたいー"とリクエストされます。
YouTubeにうめぼしのうた全曲がありますので、よかったら覗いてみてください。