泉質割合と成分量
今回は泉質割合と成分量の特徴について解説させていただきます。
温泉の泉質の割合についてご説明させていただきますと、
一番多いのは単純泉の32.37%、次は塩化物泉の27.20%、そして意外に多いのが硫黄泉の8.11%です。
この3つの泉質の合計が67.68%となり泉質のほとんどの割合を占めていることになります。このように数字で見ることにより他の泉質の希少性が見えて
くるのです。
また泉質が含まれる成分量にも違いもあり、その違いを料理に例えると、
一品料理(特定の成分が多い)でもてなすのか、フルコース(複数の成分が満遍なく多い)でもてなすかの違いのようなものです。
湯質泉質ランキングガイドではフルコースがランキング上位に入るようになっておりますが、
20位中10位前後の泉質は一品料理を極めたような泉質の場合が多くありマニア好みです。
そして一般的には温泉に浸かることで病気を治療すると思われがちですが、
そうではなく温泉成分を身体に吸収することで「自然治癒力を高め病気を予防する」のです。
その為にはお湯の泉質の違いを知ることが大切なこととなります。
また温度は熱いお湯を好む方の方が長生きのようです。
湯守人 Kentが泉質や成分量の違いと入浴する意味について解説させていただきました。