丁寧道 ストレスから自由になれる最高メソッド
武田 双雲(著/文)
発行：祥伝社
道とは、「作為的(主観的・意図的)ではないのに、何かを為している」ということ。
感謝道・至福道を邁進しているような
書道家の武田双雲さんが
「なんで、そんなにオールウェイズ幸せそうなん？！」
っていう問いに対して、秘密の答えやヒントを大公開してくれた本です。
すっごく面白くて、こんなに軽やかで読みやすくて
それでいて内容がとても深くて本質をついているから
何度読んでも味わい深くてすごい。
とにかく、丁寧に「今」を感じるようになると
今、「ある」もののことだけを感じるようになって
その気持ちよさの中でたゆたうような。
そもそも、「ない」っていう概念がまぼろしだったんだ、と
その持っていた概念が入ってくる隙がなくなるというのも大きな体感の一つ。
「今」を感じることって
つまり解析するとこれ、未来や過去に意識が飛んでない状態。
今ここだけにいることの良さって
未来や過去と現在地点との「時間の分離」がうまれないこと。
だから心の中にも分離が生まれない。
私たちは、とても賢くてその分いろんなことを同時に考えがちなのだけど
本当は、シンプルに
ただただ、もっと
今それだけを味わっていいんだ。
これを書いているタイムラインの私は
面白い本についての想いを伝えたくて
パソコンを打っている。
このキーボードをたたく音の気持ちよさを聴いて
あー小気味いい音だなって感じて
そのうちなんだかこうやってキーボードをいい音でたたくと
増えていく文字の面白さってものが、急に改めて感じられてきちゃって
改めて、パソコン作った人ってすごすぎるって気持ちが湧きでてきちゃう。
こんな便利なものを使える時代だから、大好きな本をみんなに届けられるんだもんなぁ～
とか、受け取る対象がだんだん派生して広がって、目を見張ると・・・
「もうっこんなにいただいちゃっていいんですか！
この有難さ、私も世界に何かの形で返したい！」
みたいな気持ちが自然発生的に生まれてきて
「よ～し！今月も楽しみだなぁ！色々やらせてもらっちゃって、ありがとうございます！」
ともう勝手に、着火。笑
私なりの「丁寧道」の実践感覚を
今の気持ちに乗せて書いてみたのだけど。
これって言い方を変えると
自分自身のすべての五感を
もう一度再起動させていこうということでもあって
とても自然で
SENSEOFWONDERな感覚のお誘いなんだと思います。
それってご機嫌だなぁと思う。
丁寧道は、「今この瞬間の味わい道」
そしてそれって結局のところ「至福道」
意識の持ち方、脳の使い方ひとつで
こんなに感じ方が変わるんだもん。
生きる道って、本当に面白い。
私自身がそういう自分を使った意識的な実験が大好きなのだけど
この本は本当に実験・実践・分析・言語化が素晴らしい！
相当に付箋をつけて、線をひいて
ひとつの教科書みたいに楽しんでます。
丁寧道をよんで、実践してのトークもまたしたいな！