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メメンとモリ

『メメンとモリ』

ヨシタケシンスケ(著)
出版:KADOKAWA

これは、大人にも子供にもお届けしたい
一番わかりやすい哲学の本かもしれません。
前情報なしに読み始めてびっくりしてうなりました。
こ、これは…!真理がつまってるんじゃなかろうか?
こうだったらいいな、の仮定かもしれないけど
わたしは信じたい。
こう考えたい。
なんていい本なんだ…。
またしても誰かに贈りたい本が増えました。
ヨシタケシンスケさんがどんどん令和を代表する絵本作家になっていってるなって思うのだけど、その作家さんのゆく道を、同じ時代に並走して見つめていられるのって、すごく特別で幸せな気がして嬉しいんです。
だって例えば大好きな萩尾望都先生は、私的実感としては2世代?後って感じであとから追いかけてた感じから。
タイムリーに発売のときに自分の人生がかぶってるって、なんかそれだけでご縁ありというか、実はすごい。
タイムリーにこどもが小さくてその絵本を一緒に読んだりするのって、それはそれで本好きにはたまらないスペシャル感を感じたりするのです。
ふふふ。

ちなみに、6歳の個性的なキャラクターを誇る次女(ボンバー)は本当にこの本が好きで。
小さいとこの話はわからないかな?は大人のエゴだな。わかるわからないをこえて、好き。知っている。メメントモリをかかえてる彼女をみていると、なんだかいつもそんなことを感じるのです。
てことで、対象年齢はやっぱりあってないようなもの。
それ自分より幼いかんじでも
大人っぽすぎるかんじでも
なんだっていいじゃない。
自分の好きなものを見て、読んで、好きなものに触れていられたら最高じゃない?
(メメンとモリ風に)

「あんなにあんなに」
は、出産お祝いの時にプレゼントすることが多かったけど
「メメントモリ」もこれから色んなタイミングで色んな世代のともだちにわたしたいなぁと思う本です⭐︎
これと「ぼく、モグラ、キツネ、馬」(←ちなみに朗読付)
のセットとかどの世代にも間違いないかも!

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