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Yabucogiから元気をもらった話

皆さんはオルタナティブスクールという
学校を知っていますか?
我々SENSEITIONALが
全国のオルタナティブスクールをめぐり
魅力を発信するシリーズ
「The Alternative School Journal」
担当は大塚・福島です。
どうぞよろしくお願いいたします。

Alternative School Journal 
↓コンセプトBOOKはこちら


残暑ってヤだけど少し寂しいですよね

今回、京都府大山崎町のyabucogi代表の
谷平亘さん(たーさん)を訪ねました。

1階ではちょっとしたカフェなども

JR・阪急の駅からもアクセス抜群で
元気の出るイエローの建物。

あと、なんていうか、
思ってたよりずっとおしゃれな空間だぞ…(失礼)
カウンターにお邪魔します。
あと、なんでこんなに人が…
たーさん、今日Schoolは休みでしたよね?
休みにも関わらず多くの人々が集い、
活気が途絶えないyabucogi。
その魅力に迫りましょう。

実は今日、トレイルランイベントの開催日。
2か月に一度、
近くの天王山を走るというイベントで、
シューズメーカーの方とのコラボで
本格的なイベントに。
朝8時からのランニングを終えたタイミングで
お邪魔しちゃったもので、
大人も子どももほんといい汗。
教室内は心地いい活気に包まれていました。

「ちょっと片づけるからゆっくりしといてや」
「あ、はい。お構いなくです~」
そそくさと待っていようとした私ですが、
保護者の方からお声掛けいただきました。
こういうのも暖かい雰囲気のおかげなんでしょうね。
実は、少し緊張してたので良かった。
ちょっとお話聞かせてください。

その方とyabucogiとの出会いは、
学校になじめず悩んでいたお子さんを
連れて参加したyabucogiの川遊び。
お子さんはココに新しい居場所を見つけ、
今では行ける日を心待ちにしているとのこと。
これは早速、貴重なお話聞けちゃったぞ。
保護者目線の大きな魅力ですね。

キッチンに戻ってきた
たーさんにコーヒーを淹れていただきました。
ドリップしながら
「ウチはごちゃまぜなんです」と。

学童・フリースクール・イベント参加者が
同じ場所で同じ時間を共有するyabucogi。
「線を引くのは大人の都合。
それが子どもたちに変な意識を植え付けるんです。
もちろんそれぞれにやらなあかんことあるけど、
それ以外はごちゃまぜ。みんな一緒」

ーーyabucogiを始めたのは?

一昨年度まで公立中学校で教えていた たーさん。
担任としての挫折と、同僚との不調和から、
いまの教育業界に大きな危機感を持ったそう。
ご自身の一番辛かった時代を、
言葉を選びつつ我々に教えてくれました。
小気味よくジョークを交えていても
当時の壮絶さは想像に難くなく、
たーさんの
大らかでありながらも芯のある強さの源に触れた気持ちでした。

大きな分岐点を経て
新たな挑戦としてyabucogiの立ち上げを決意。
「公立ってどうしても【できないとこ・悪いとこ】に
フォーカスしがち。そのスタンスを変えてかな」
yabucogiのホームページにもたーさんの思いが載っています。

人に与えられたり、
決められたりする社会や世界ではなく
目の前にあるものの輪郭を自分で決める。
そうして自分の生き方や在り方をじわりじわりと作っていく。
自分の人生を自分ごととして生きる。
そういうことを感じる場を作りたい。
そういうことを学ぶ場を作りたい。
いろんなことをやって、
いろんな人に出会って、
そうして自分の輪郭を感じて欲しい。

yabucogiホームページより抜粋

https://www.yabucogi.org/

ーー4月から始めて、もう軌道に乗ってるのはすごいですね

「集客に課題がないわけじゃない。
でも、こっちが楽しんでいると、人は自然と集まってくる」と
たーさん。
一見、楽観的にも聞こえますが、全然違います。
実際、今日のyabucogiには多くの人が集まり、
この賑わいこそ何よりの証明です。

話題は、不登校やオルタナティブスクールに対する世間からの見え方に。
「そんなの気にせず突き抜けることが大切なんです」
たーさんはガハハと笑い飛ばします。

「イメージを払拭するのではなく、もうそのまま進んでいく。
暗いイメージとかね、どうでもよくなるところまで進んでいけるかですわ」
その言葉に「払拭したい」とばかり考えていた私は
価値観を揺さぶられました。
すごいなyabucogi。
もっともっと拡がるといいな。拡がるだろうな。

丹波路クラフトビールもいただけます

午後からの「居酒屋yabucogi」にも
ちゃっかりお邪魔し、
一杯いただいて、おいとましました。

Alternative Schoolは日本の教育を本当に変えるだろうか?
このJournalシリーズを通して、大きな挑戦を伝えていきたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。

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