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#2自己紹介〜私の基盤となる1年〜
私のことをもう少しみなさんに知ってもらうために、私のことをお話しさせてください。
私は、大学4年生の時に、「杉並師範館」という教師養成塾に入塾した。
杉並師範館を知ったのは、大学3年生の時。私は、どうしても先生になりたかった。大学内では、教職を目指す学生に声をかけてサークルを立ち上げたり、勉強会を開いたりしていた。そんな時に、都道府県以外でも採用しているところがあると知りました。その当時は、横浜教師塾と杉並師範館という2つの養成塾があった。当時の杉並区長山田宏さんと横浜市長中田宏さんの考えで設立されたものだ。私は、先生になるチャンスが少しでも増えるならと考え、受験を決意。約6倍の倍率を突破し、杉並師範館に入塾することになった。
入塾試験の面接の段階で、自分の人間性を試されていることがわかった。
例えば、「過去、1番の失敗は何ですか?それを今どのように活かしていますか?」「仲間の大切さを感じた時は、どんなときですか?」「もし、あなたが野球の監督だったらどちらのバッターを代打に送りますか?A打てる可能性は高いが、仲間を馬鹿にしているバッター B打てる確率はAより落ちるが仲間と上手にコミュニケーションをとっているバッター」のように、先生としてというよりも今までどのような人間としての力を培ってきたのかを問う質問が多かった。「人として」という部分を1番に考えていることがよく分かった。
杉並師範館に入塾。社会人の方が多く、すでに働いている方がほとんどなので、基本的には毎週土日が開講日。私は、土曜日の始発で東京に行き、土曜日を過ごし、カプセルホテルに泊まって、日曜日を過ごし、日曜の夕方に帰るという1年を過ごしていた。
有名企業の取締役から話を聞いたり、現役の教員から心構えを教えていただいたり、論語や大学などの思想を学んだり、地域のゴミ拾いやトイレ清掃をしたり…大学生の私には、すでに社会に出ているの同期や企業の管理職の方から学べることが、本当に刺激的で今まで経験してこなかったことをたくさん経験することができた。夏には、合宿をして、熱い想いをぶつけあったり、ごみ収集車に乗って、1週間ゴミ処理を体験したり…普通に教員になっていたら絶対にしなかったであろう経験をこの1年ですることができた。
教育実習も6月に2週間、10月に1か月と同じクラスで実習をさせていただいた。遠足や運動会などにも一緒に参加させてもらって、子供や先生方にも温かくしてもらえた。
そして、先生を目指す同志と共に、前に向かって進む1年間は、大学とはまた違った感覚で、大変だったけど自分のチカラになったと思う。
【教師五則】
教師は,子どもの「学ぶ意欲」を引き出す.
学ぶ意欲とは生きる意欲である.
教師は,子どもの「人間性」をはぐくむ.
人間性とは人間ならではの真心である.
教師は,子どもの「社会性」を養う.
社会性とは他者に対する配慮である.
教師は,子どもの「規範」を確立する.
規範とは決断し断行する基(もとい)である.
教師は,子どもの「資質の芽」を見つけ,認め,伸ばす.
資質とは全人格的人間力である.