心底甘えてみる
長期集中治療することになり、入院期間も長く、毎週入退院を繰り返すため。
看護師さんたちが、少しでも何かできることはないかと懸命になってくださるのを感じています。
実は、自分は看護師だけど、病院で看護を受けることはこの病をして生まれて初めての経験。
こんな機会もそうそうあることではないので、ありがたい限りです。
医療者は患者さんからどういう印象を受けているのか、患者さんはどうしてもらえると助かるのか、何をして欲しいのか、看護師として何ができるのか、などお互い見てる視点が同じようで、違うこともあるから。
とても勉強になっています。
病のおかげで、甘えるのが苦手だった自分がいたことに気づかせてもらったから。
これからは、甘えたいときは存分に甘えよう!と思っています。
甘えることは、わがままではない。
人を信じることでもある。
人に頼るには信じていないと頼れないから。
何より自分を信じていないと頼れない。
甘えてもいいんだと、自分に許可をだす。
どんな自分がいてもいいんだと。
それに気づくことができました。
人は頼られて嬉しい。そういう生き物。
お互い様だもの。
いいんですよね!
たとえば、入院中の話ですが、
私の場合、県外で単身治療していると
病院では身体的なサポートだけでなく、社会的、精神的サポートなどトータルで
見てくださっています。
独居高齢者並み(^_^;)
というのも、このコロナの状況もあって、県外から家族が来るのも懸案事項でもあり(申し訳ない次第です)、抗がん剤治療のため毎週入退院を繰り返すスケジュール、そのため副作用も強く出ることを考えて、症状が強いとき、自宅にいるときの買い物は、食事は、通院はどうするのか?子どもの世話は?身近にサポートしてくれる人はいるのか、困っていることはないか。その他諸々。。。
こんな事情聴取を受けたのは初めての経験。笑
看護をするにあたって、看護は入院中だけでなく、退院後も自宅で、あるいは施設で療養が続けられるようにあらゆる側面から必要な要素を洗い出し、サポートするのが看護の大切な役割でもあります。
それを実際に受ける身になるとは思ってもみなかった。
幸い、私の場合は、単身とはいえども、おかげさまのご縁で、いざという時は近くにサポートをお願いできる人たちに囲まれているし、精神的にもたくさんの方達に支えてもらっています。
その状況を知らない、医師や看護師さんたちからしたら、得体の知れない超要注意患者ですね笑。
私自身は全くその自覚がなかった!まあ、なんとかなるさ、と楽観的でした。
聞いてくださったおかげで、こちらの状況を伝えることができました。
私は、基本的に楽観的です。ネガティブに陥ることもあるけど。
先のこと考えてもどうなるかわからないし、心配しても余計にそれを引き寄せるだけだし、今を感じて受け入れて生きたいと思っているので、身の回りのことがどうなっていくかとか、あまり考えていないのが正直なところ。
成るように成るさ。
ありたい自分を創造し、自分軸で生きていさえすれば。
そんなあまりに楽観的で悲壮感もない感じなので、病棟の看護師長さんに逆に心配されるほどです。
ですが、看護師長さんと話をしていて不意に、
どうして一人でがんばろうとするの?と言われて。
あー、そう映ってるのかあと気づきをいただきました。
また一人でがんばろうとしてたかあって。
受け入れて。
私看護師さんたちにもっと甘えて良いんだなあって。そう思いました。
師長さんありがとう!
ここの病院では、エマコは初めてだし、自分の体だし、体力や免疫維持したり、副作用対策とかも自分で調べて取り入れてやらないと。みたいなのがどこかしらにあったんですね。
信頼してないわけではないけど、お互いにわからないから、自分でできることはしたいなという気持ちで。
でも、それも一人で抱えていたなあと気づいて。
自分でやるのにしても、一人で抱える必要はないんだなって。
親身になってくださる受け持ちの看護師さんたちに、自分が得ている情報、副作用対策などどうしたいと思っているか、何に気をつけたいと思っているか、治療やサポートに対する要望をシェアさせていただきました。
言ってもらって嬉しいですと言っていただきました。
なんだかお互いにとってもスッキリ。
わからないことも、
こうしたいんだけど、どうしたらいい?
何かいい方法があれば教えて欲しい。
わからないから、教えて欲しい。
こうしてもらえたら嬉しいな。
と聞いてみたらいいですね。
これって当たり前のことなんだけど、、、できますか?
私だけ?
まあ、一歩ずつです。
でも、素直になって、それを始めてみたら、知らなかったことを教えてもらえて
また視野が広がっていて、ありがたいなあと感じています。
余談ですが、
なぜだか看護師さんたちに、
私のとこに来ると話したくなる、
癒されると言われます。
前の病院でもそうだったんですけどね。どこにいても相変わらず笑。
私はそんな人なのかーと自分ではわからない客観的な気づきをいただきつつ、そんな存在と感じてもらえてることを嬉しく思います。
そんな言葉もありがたく、素直に受け入れる。
それも大事だなあって。自分を大切にするプロセス。
担当の看護師さんが親身になって、看護師の間で情報をシェアしてくださり、看護計画を立ててくださり。
心身に負担なく、安心安全に治療が続けられるようサポートしてくれようとしてくださっている。支援が必要ならば、コーディネートして。
感動しています。
人に甘えてみるのも、いいものですね。
いろんな人がいるから、捉え方もそれぞれだけど。
でも、きっとお互いにいろんな刺激を受けあっている。
自分を信じて、相手を信じて
自分の気持ちを素直に伝えることが、何より大切だと
また感じた出来事です。
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