根と貝の物語⑦
19時になる20分前俺達は二次会の会場クラブハウスバーバーバパパに到着した。
受付を済まし、席につく。
するともう座る席が決まっていた。
あーこのパターンか、、、笑
俺は少し落胆した。
このパターンというのは
結婚式の二次会でたまにある初めましての人達のみでテーブルを囲む合コンスタイルの席次だ。
新郎新婦の粋な計らいではあるが人見知りの俺としては超きつい。笑
俺は指定された通りEのテーブルへと向かった。
テーブルは6人席でそこにはもう男性2人女性2人が座っていた。
俺「はじめましてーよろしくお願いします」
皆さん「どうもー」
思った通りそのテーブルは会話が弾んでいない。
これから2時間地獄だな、俺はそう思った。
俺の横の席にはどんな女性が来るんだろうと思っていた時落ち着いた雰囲気の女性が現れた。
麻「はじめましてー遅れました。よろしくお願いします」
めちゃくちゃ美人でびっくりした。
俺「よ、よ、よろしくお願いします」
俺は吃った。
彼女の名前は根貝麻美。俺の二つ年上で吉岡里帆ちゃんにとても良く似ていた。
俺は一気にテンションがあがり珍しい苗字ですねーなんて話しながら心を躍らせた。
しかし彼女の左手の薬指にはキラリと光るものが見えた。
つづく
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