根と貝の物語⑤

披露宴会場についた俺達は着席した。

俺は席次表に目を通す。

俺「まじかよ見た目犯罪者のとなりかよー」

岩「おいやめろよその言い方」

ドスの聞いた声で岩鬼は言った。

俺「それにしてもゆうき緊張してたな。あいつあんま顔に出ないけど体ガチガチに固まってたわ。」

た「ちょうせい意外にチキンなところあるからなー」

とその時。

司会「新郎新婦の登場でーす。」

華やかな二人の姿を見て俺たちは微笑んだ

みんな「おめでとうー」

まずはじめに新郎の挨拶だ。

俺の悪い予感は的中した。

ゆうき「えー先ほどは緊張していましたが、緊張もだいぶほぐれ」

その時ゆうきの指先が小刻みに震えてるのを俺は見逃さなかった。

俺「おい今でもめちゃくちゃ緊張してるやん」

案の定マイクを落とした。

そんな新郎の傍ら新婦はとても落ち着いていて余裕があった。

そんなこんなで、式は順調に進んでいたが俺らに戦慄が走った。

司会「えーでは友人代表の挨拶いわきゆうたさんよろしくお願いしまーす!!」

友人代表の挨拶はあの見た目ほぼ犯罪者のいわきだった。

つづく

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