捨てられたタバコを見て悲しめることの素敵さ
散歩をしていると、自販機の周りに無惨に捨てられた無数のタバコがあった。
それを見た私は、胸の奥が締め付けられ、呼吸が苦しくなってしまうほどショックだった。
「気にしすぎてしまうこと」は苦しいが、「気にすることができること」って素敵なことではないだろうか。
■HSP(繊細さん)とは
HSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字を取った言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のことをいいます。
HSPの人には、ものごとを深く考える、刺激を受けやすい、感情の面で反応しやすく共感しやすい、かすかな刺激に対する感受性が強いという4つの特徴があります。
私はHSPで、刺激に対して非常に敏感だ。
敏感なせいで、ものすごく傷つきやすく、かなり生きづらさを感じている。
■捨てられたタバコを見て
例えば、この前、散歩中に自販機の周りに大量に捨てられたタバコを見つけた。
それを見た瞬間、様々な思いが一瞬にして膨れ上がって、呼吸が苦しくなった。
こんな酷いことをする人がいるのか、とショックだった。
HSPの人なら同じような経験があるのではないか。
私の場合、捨てられたタバコを見ただけで、
このタバコを捨てた人達のマナーへの失望、
捨てられた自販機の所有者さんの気持ち、
近所の方々の気持ち、
更にこれを見つけたのに片付けるまではできない自分の弱さ、
そのままにすることでいつか誰かが片付けなければならない辛さ等、
いろいろな思いが湧き上がってとても悲しくなった。
■悲しめるのは素晴らしいこと
生きているだけでたくさんの刺激がある。
ゴミが落ちていることなんか、よくあることだ。
その度、いちいち反応して悲しんでいたら生きづらい。
でも、考えてみると、ひとつひとつに悲しめるのは素敵なことではないか。
なんにも考えず、平気で人に迷惑をかける人間よりも、ひとつの物事で生じる様々な悲しみに寄り添える人間でありたい、と私は思う。
そして、いつもHSPは短所じゃない、長所であり素晴らしい能力だと、HSPであることを誇りに思っている。
p.s. ゴミをみつけたら拾える人になれたらもっと最高だね笑
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