ドラッカーの「人の方向付けを誤る要因」(自己目標管理①)
ドラッカー曰く
・組織に働くものは共通の目標のために貢献する。
・期待すべき成果は事業の目標に基づいて決められる。
・組織の成功に対する貢献によって評価される。
・組織に働くものは、事業の目標が自らに求めているものを知り、理解しなければならない。
・上司もまた、彼らに求め期待すべき貢献を知らなければならない。そして評価しなければならない。
→これらのことが行われなければ、組織に働くものは方向付けを誤る。
※目標管理には特別の手法と非常な努力が必要である。
□「人を誤って方向付けする4つの阻害要因」
1.仕事の専門家
2.上司
3.階層
4.報酬
→阻害要因を克服するためには、自己目標管理を制度化することが必要
ドラッカーで自問自答
問1. 専門別、職能別の人間の数は最小限にとどめて、全体をマネジメントし、全体の成果に責任を持つマネジメントの人間を増やしていますか?
問2. 全員の目を仕事が要求するものに向けさせる仕組みはありますか?
問3. コミュニケーションが成立するための、共通の言語と共通の理解の前提がありますか?
問4. 報酬システムが間違った成果を重視して間違った行動をもたらし、全員が共通の利益から離れることのないよう監視することはできていますか?