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仙霊茶は、品評会には出しません。多分。

昨日、取材を受けた原稿を読んだあと、
寝る前にスマホでマリオカートしてて

あー。俺、競争向いてないんやなーと突然実感。
マリオカートやっちゃうんやけど、
めっちゃ冷や冷やしてイヤーなドキドキが終わった後に残る。

もらった原稿に
「仙霊茶はアワードに出さない」
(と自分が話した)
と書いてあった,

それは、従来の品評会だけではなく、
これから作られるものにも出したくないなと思ってる。

「上を目指すぞ!」とか
ってポジティブな感情は一切湧かずに

「せっかく好きで飲んでるのに、好き!と言ってくれている人がいるのに、まわりに順位づけ勝手にされて否定された気持ちになりたくない」

って不安が大きい。

別に万人に好きになってもらおうとも思わないし、
仙霊茶をより美味しいお茶にしていくために少しずつ歩んでいきたいとは思うが、
他者との比較でそれを示して行きたいとは思わない。

業界を盛り上げるために
アワードを作るのは良くあることだけど、
俺から見れば勝者と同時に敗者を作る行為なんよなー。

多分アワードを作る人達は勝者に視線が行ってるが
俺はどうしても敗者に目がいく。

多分、スポーツ観戦が野村が個人的にあまり好きじゃないのもその辺り。

野村は合気道を習ってるんですが、合気道は優劣、勝敗を決めません。なので試合はありません。

以下、凱風館HPより抜粋>

「誰かに勝った」とか「誰かより上手い」というかたちの相対的な満足のうちに停滞することはこの修業においては妨げにしかなりません。試合が行われないこと、また他人の技術を批判することを禁じているのはそのためです。

なので、野村の目の黒いうちは、基本的に「他者と一覧に並べて順位づけする」ものに参加しません。

、、と書きながら、今月参加するジャパンティーフェスティバルの、「テイスティングラリー」に参加してるのでいきなり公約破ってるかも。。理想と現実はなかなか遠い。とほほ。

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