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おひとり様の最期はどうなる?知らん顔できない現実

女性の一人暮らしが、さほどネガティブなイメージではなくなったように思います。
バツイチだって場合によっては自由人の証(笑)
結婚・出産が女のしあわせ…的な社会的価値観で満足できない女性が増えたのではないでしょうか。
私もそのうちの一人です。
だったら最期のその時まで“私らしく”いたいよね~



1.おひとり様の増加

あ、私おひとり様だわ・・・
と思う人がどれくらいいらっしゃるでしょうか。
生涯未婚率は46歳~55歳までの未婚の割合です。
確実に増えてるよねーと思っていましたが、その変化に驚きました。

1900年代までは男女とも5%前後だったのに、2000年代に入ってからうなぎ上り。
2020年は女性15%以上、男性25%以上に急増です。
“婚姻”が本当に自分を幸せにしてくれるのかどうか、考える人が増えたということだと思います。
そもそも生物学的な本能を持つ人類が、たかが人間政府が取り決めたルールに従い続けられるはずがない…と私も思います。

グラフで見るとわかりやすいので記事をご紹介します。
【男女の生涯未婚率は何%になったのか?/Yahooニュース】



2.ソロ社会が深刻化

前述の荒川和久さんの記事に、おひとり様が増えた社会を「ソロ社会」と表現している記事がありました。
(うまいなぁ~,笑)

また、あるドイツの社会学者さんは、体裁だけを保っている無意味な家庭を「ゾンビ」と表現していました。
(ほんま、そう。笑)

1900年代後半の日本はベビーブーマーたちが成人した頃で婚姻ラッシュでしたが、今は3組に1組の離婚率。
今後、高齢者の独居はますます増えます。
それに未婚も重なり、この40年間で人口は100万人近く減少しているにも関わらず、単身者世帯は2倍に増えているそうです。

また、医療・介護では5年ほど前から「2030年には47万人が死に場所難民になる」と言われていて、圧倒的な多死社会が来ます。
その頃3人に1人は高齢者。
そして働き手が650万人不足するため、介護する人がいない、おひとり様の看取りをする人がないない…
この状況が少なくとも2040年まで続くと言われています。



3.おひとり様の入院

先日お会いした企業さんは、病院のお困りごとを解決しようとしてくれている会社さんでした。
こういう一般企業さんが介入して初めて医療は変わっていくのだろうなと思います。
とっても有り難いことです。
その会社の主たる事業は“入院セットのお届け”です。

おひとり様が入院になった場合、病状によっては家に入院の準備をしに帰ることもできない。
どこかで具合が悪くなって救急車で運ばれたら、そのまま入院です。
たとえ売店があっても、自分で買いにいける状況じゃないかも・・・
だからといって看護師が代わりに買いに行くことは、他の患者さんにとってリスクになる・・・

となったとき、入院に必要なものをすぐに届けてくれるのが、この会社さんの“入院セット”事業です。
いや、本当に病院と患者さんのお困りごとなんですよね。
有り難いなぁ~


ただですね、おひとり様の困りごとはそれだけでは済まないです。
検査をするにしろ、手術をするにしろ、病院では何にしろ"家族の同意”を求めます。
万が一のことがあったときの対策をとっておかないと、病院は何もできないんですね。
自分で決めてサインできる状況であればいいですが、ちょうどいいくらいの病気や怪我になるとは限らないですし。。

しかもね、家に帰れないとなると、家のことはどーすんの?
たとえば生ゴミとか放っておいたら大変なことに。
もし犬や猫を飼っていたら?
さまざまな支払いとかどーなる?
銀行にも行けないですし、パソコンもないっす。。

いやいや、もし延命治療うんぬんの状態になったらどーすんの?
いったい誰が最期を決めるのだろう??
なんか、えらいことに~((+_+))



4.おひとり様代表

という私はですね、本格的なおひとり様です。
離婚して一人暮らしとか、親元離れて一人暮らしとかじゃなくて。
身内と呼べる人はゼロなんですね。
保険の受け取りをしてくれる人がいないんです。

え、受け取ってくれるって?(笑)
そうしたいんですが、保険金の受取名義に書けるのは親族だけらしく。
ごめんなさいねww
たぶん『後見人』という法的な人を立てる必要があるんです。

私のことを後ろから見守ってくれる赤の他人??
それこそ自分の最期が人の意志に委ねられてしまう。。

おひとり様が入院すると、身体のことも、家のことも、命まで他人まかせになってしまうのです。
だけどできるだけ周りに迷惑をかけたくない。
最期はできるだけラクに逝きたい。
だからこそ、“私らしい死に方”に向き合わないと、と思います。


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