退社時間

1日の最後に聞く君の声は心地よくて
時々 何の話か分からなくなる程聴いてしまう

玄関の電気を消した暗がりで
いつもより顔を見てくれている気がした

目が慣れる頃には帰る時間
もどかしいようなこの感覚

君は気づかないだろうな