久々に四字熟語について考えた
凡事徹底。
なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、または、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないことなどを意味する四字熟語。
有名な熟語なのかもしれませんが、私は今日初めて聞きました。
松下幸之助さんや野球のイチローさんなど、著名な方にもよく使われるようですね。
人生も中盤を過ぎて振り返ってみたとき、私はいつも現状に文句を言っていました。面倒なことは避けて、真剣に考えることを嫌いました。
結果、人望はまったくありません。
「いつも文句を言っているね」と友達が指摘してくれたときには30歳手前になっていて、ショックを受けるもあまり変わることはありませんでした。
今まで後悔しなかったことってあるのかなあ。
まあ当然あるにはありますが(実は今これ以上ないほど幸せ)、何かの拍子に思い出が頭から出てきたら、ほとんど碌なことがなくて毎日ベッドに飛び込んで「うああ」と叫んでいるヤバイやつです。
なぜ叫ぶかというと、100%自分のせいだからです。
ああこれが他人のせいならどれだけ楽だろうと思います。
さらに、私は特別を求めます。
しかし年を追うごとに自分が凡人の中の凡人であることを自覚していきます。
でも平凡が平凡であることは、それを多くの人が選ぶからという側面があることも感じます。
一度は本屋さんで手に取った、置かれた場所で咲きなさい。
素晴らしい本であることはわかっていたけれど、私には怖くて読むことができませんでした。
最近、自分はどうすれば満足するのか考えることが増えました。
答えは出ていないけど、何も達成したことがない自分がとにかく嫌いだということだけはわかっています。
何もというのは、大きいことも小さいこともすべてです。何もないー。
私は完璧主義ではありません。いろんな人から「自分に甘すぎる」とよく怒られます。
というわけで、凡事徹底。
何でもいいから些細なことを完璧に続けてみてもいいのではないかと思うのです。
私なりに考えた些細な日常。
毎日一回、ダイニングテーブルとリビングテーブルと夫のミニ机を拭く。
信じられないかもしれませんが、私にはやっぱり無理なのではと思ってしまうくらいのレベルなんです。
寝る前か起きた時か決められない。どっちが楽かなと考えてみる。
よし、さっそく明日から。
いや今日からやれや。
今日寝るまでに決めます。
今、冒頭から読み返してみたんですが、家の台拭きを徹底的に他人の追随を許さないくらいに極めるって、めちゃくちゃ面白いな。何それ。
まあ、やるぞ!