初公開!!いい歯のために「お口の中で日々繰り広げられる戦い」が衝撃のドラマ化!
歯の隊長「歯の兵士諸君。もうじき我々の領地に、おせんべい軍団が攻めてくるだろう。もちろん全力で戦うが、相手はとても強い。もしかすると誰かが怪我をしたり倒れることになるかもしれない。さぁ、この中に先陣をきって敵に突撃する勇敢なものはいるか?」
前歯の兵士「では、私が先陣をきりましょう。私はお口に入ったおせんべいを真っ先に噛んでやります。しっかり噛んでザクザク八つ裂きにします。どんなに硬いおせんべいでも、我々前歯の兵士にかかればひとたまりもないでしょう。私だけで十分です」
歯の隊長「うむ。頼もしい。でも、本当に前歯の兵士だけで大丈夫なのか?」
奥歯の兵士「いえいえ隊長。前歯の兵士だけではとても危険です。確かにおせんべいを八つ裂きにはできるかもしれませんが、その後どうするおつもりで?そのままだと上手に飲み込んだりできませんぜ?」
歯の隊長「確かに。前歯の兵士の活躍で、おせんべいを八つ裂きにはできてもその後の処理に困るな・・・」
奥歯の兵士「そうです。だから、その後はわたくし奥歯の兵士にお任せください。前歯の兵士が八つ裂きにしたおせんべいをさらに粉々にしてやります。臼みたいにすりつぶして小さく小さく細かく細かくしてみましょう」
歯の隊長「おお、なるほど。小さく細かくすれば、飲み込みやすくなるな。そうやって協力しあって動けば、もう硬いおせんべいも恐くないな。どう思う?犬歯の兵士は」
犬歯の兵士「いいと思います。ですが前歯の兵士も奥歯の兵士も好き勝手にハチャメチャに動かれたら危ないしたまらんぜ。どこにどうやって動けばいいかとかはこの俺様、犬歯の兵士がちゃんと誘導してやるぜ。俺様の指示通り動けば間違いなくおせんべいは安全に飲み込めるぜ」
歯の隊長「よし。では、各自連携して持ち場に付くように。あとは私のほうからも脳システム室に舌の稼働申請および大量のだ液放出の許可申請をしておく。君らの助けになるだろう。それでは作戦開始だっ!!」
一同「はいっ!!!!」
こうして今日もお口の中の歯の兵士達は、力を合わせて元気に働いているのでした。歯の兵士達がいつまでも元気に働けるように、いい歯のためにできることを少しずつ始めていきましょう。
#いい歯のために