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存在の底・破れ

存在の底が見える


如何なる善行も自らの心を澄み通しきるものにはならない。少しでもマシになりたいとあくせくした先で自己・存在の底が見える。そこにどす黒く蠢く闇を見て自己の根底が決して覆らないものと知る。自己が闇を保有するのでない、闇に保有された闇自身が自己であったと気づいた時に救いの希望が全て失われる。

存在の底が破れる


暗には明が、闇には光があるように、対になって初めて片方を知る。自己・存在の底が闇だと見た時には対・光の片鱗を感じている。

全ての希望が失われ存在の底に立った時に、存在の底が破れる。
受けとめられていた。


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