あなたを唆す
今月29日(金)の20時30分から、オンラインでのセンジュ出版読書会を市川市の松浦さんが主催される。
以下、主催者松浦さんからのご案内。
センジュ出版という出版社の名前を聞いたことがありますか?
東京の足立区北千住にある、六畳二間の出版社
その場所から生み出される本は、いずれも心の芯をしっかり掴んで、やさしく、そばにいてくれます。
そんなセンジュ出版と出会ってない方も、どこかで目にした方も、これから出会う方にも、きっかけをお届けしたい。
読書会という名前ではありますが、今回は参加者の方一人一人が「自分自身」という本を読むように、対話する時間にしたいと思っています。
オンラインBookbarという形で、週末に穏やかな時間を一緒に過ごしませんか?
日時:10月29日(金)20:30〜22:30
20:30 オープニング
20:35〜21:05 センジュ出版代表吉満さんの講話
21:10〜22:10 参加者の皆さんの対話の時間
22:10〜22:30 感想
場所: Zoom(アドレスは後ほど)
参加費用: 無料
この、全国各地でそれぞれの主催者が立ち、その方によって手掛けられる読書会は、読書会といいながら本を読むわけではなく、いったいなぜ「読書会」という名がついたのやらと思えるほどに、集まった人たちがセンジュ出版の本について、またはこの会を単にきっかけとして読書について、を対話する場。
それぞれの主催者のカラーが毎回出ていて、同じ名称なのに毎月全く異なる読書会が、あちこちで開かれている。本当にありがたいこと。
また、この主催者は何か活動をしているだとか団体を率いているだとか、肩書きを持っている方々、つまり何かの主催が得意な方というわけではなく、一人の「読者」が名乗り出てくれているところがユニークだなと思う。
聞こえが悪いかもしれないけれど、編集者は著者を「唆し」て本を書いてもらう一面がある。
おだてて、その気にさせて、仕向ける。
「唆す」には悪い方へと誘い込む、の意味があるけれど、本を書いてもらうというのは、結果その人にとって悪い方に向かってしまう可能性があると知っているからこそ、本が出る前も出た後も、著者が悪い方に向かわないためにどうするかを、ずっと考えはするけれど。
とはいえ、「さあ、身に纏ってる鎧を脱いで。さあ、あなたが持っているものをさらけ出して。さあ、さあ、その姿で、何千、何万の人の前に出ていって」と背中をぐいぐい押して著者を舞台にあげる編集者という仕事の恐ろしさを、わたしは忘れたくない。
で、読書会の主催者の話。
読者、という物語の受け取り手が、気づけばセンジュ出版の周りで、一人、また一人と、自分の表現を始めている。
その一つが、この読書会の主催でもある。
著者にとどまることなく、読者にまでも、わたしはどこかで「さあ、さあ」と背中を押してしまっているのかもしれない。
それが苦手な人、嫌な人もいるし、そういう人はきっとセンジュ出版のことは必要ないだろう。
でも、もしあなたが、自分の中の何かを表出させたいのなら。
生きている間に自分の何かを表現してみたいのなら。
もしよかったら、まずはこの読書会に参加してみてください。
あなたのことを、センジュ出版か、あるいはこの主催者または参加の誰かが、
唆すかもしれません。
zoomURLが決まったらまたご案内しますので、予定を空けておいてくださいね。
会えること、楽しみにしています。
#今日の (というより何日か前の)一冊
#心のメッセージを聴く
#池見陽
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