あなたを支配しない 2021.5.21
昨日はオンラインで、大阪の古川英樹さん主催のセンジュ出版読書会。
ゆっくり、おだやかに、一生懸命に進行される古川さんの話しぶりを目に耳にしながら、
はじめましての方、大変お世話になっている方それぞれのお顔を画面越しに拝見。
ピーク時で40人弱の方が、海外から、全国から、一堂に。
古川さんから語られるセンジュ出版のストーリー。
センジュ出版刊行書籍のそれぞれの印象(ビジュアルを添えられたその内容は秀逸だった!)、読書とは何かの問い、そして言葉にならない声。
思い返しても、すべてに温度があって、血の通った時間だった。
参加者からは、『しずけさとユーモアを』を高次元的と表現されたり(これについては古川さんからも私のことを宇宙人みたいと称され驚く)、
センジュ出版に集まる人が好きと言われたり(最高の褒め言葉!)、
センジュ出版の本をお饅頭のようだとたとえる声が上がったり(二郎さん、ありがとうございます!)。
グループに分かれてから最後は、20人以上の方々がお一人おひとり、本についてを話してくださり、
何とも幸せであたたかな3時間があっという間に過ぎていった。
終わり際、古川さんの呼びかけで何と過去にオンエアバトルに出演された元芸人の方が、
オンライン読書会を主催してくださることに。
現在、来月が愛知、釧路、再来月が福岡と決まっているため、
8月以降で企画してくださるとのこと、何とも嬉しい。
古川さん、お忙しい中に初めての主催を名乗り出てくださり、本当にありがとうございました。
そして、そもそもの発端、オンラインでセンジュ出版読書会を毎月開催しようとアイデアを出してくださった読書のすすめの小川さんにも、心から感謝します。
終わってからは、ご参加くださったとある中学校の校長先生から学校にセンジュ出版本棚を作りますとご連絡があったり、
別の方からは本屋さんを始めてセンジュ出版の本を売りますと話が出たり、
しみじみ、幸せな余韻。
本に答えなんて書いてあるわけない。
読書に正解なんてあるわけない。
こうすればいい。
こうすべきだ。
そうした声にすがるのは、瞬間的には助けられるが、
すぐにまた別の場所からより大きな声が聞こえてくれば、そちらにすがりたくなる。
本はそんなに了見狭い奴じゃない。
あなたを支配しない。
あなたを自由にすることを望んでいる。
それすらも、控えめに、願うように、祈るように、
じっと黙って、あなたの中にこそ鳴り響く声をただ聞いている。
古川さん、挑戦してくれて、自分を表現してくれて、本当にありがとう。
#今日の一冊
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