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千住暮らし100stories

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#銭湯

【story13】銭湯とハンコと自転車-千住暮らし100stories-

銭湯ハンコ作家 廣瀬十四三さん 北千住と言わないの?から始まったお気に入りの場所を聞くと、次々に名前が挙がる。千住の銭湯やカフェ、区外の公園やスーパー。ハンコ作家というと勝手にインドア派をイメージしてしまうが、行動範囲の広さから伸びやかな廣瀬さんの千住ライフの楽しみ方が伝わってくる。 千住東のマンションは夫婦の自宅兼、廣瀬さんの仕事場。最初の3年間、住んでいた国道4号線沿いの寿町のマンションより狭かったが、広いバルコニーと近くの桜並木が気に入って移った。車もあまり通らず静

【story2】30代で銭湯(ニコニコ湯)を継いで-千住暮らし100stories-

ニコニコ湯 鈴木秀和さん 41歳 とにかく作ることが好き「キレイな木材が来るとうれしいもので。ウッドデッキ作ったり、木っ端はオブジェにしたり、スリットを入れて名刺立てにしたり」。 ニコニコ湯の湯を沸かす廃材の薪の話だ。昔は銭湯の湯を沸かすのは廃材やおがくずだった。解体現場から持ち込まれる廃材は、解体事業者が自力で処分しようとすると産業廃棄物なので処分費用が必要になる。でもそれを必要とする銭湯に持っていけば燃料となるため引き取ってもらえる。 ただし、サイズや形がバラバラだ