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千住暮らし100stories

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千住のrealを知る100のものがたり
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2023年6月の記事一覧

【story15】シェアハウスと本屋と-千住暮らし100stories-

R65不動産 代表取締役 山本遼さん 32歳 荒川と隅田川に囲まれた小さな千住のまちに、今、ちょっとユニークなシェアハウスが増殖(?)しているのをご存知だろうか。千住仲町の「ショウガナイズ北千住」、千住柳町の「チョイふるハウス北千住」、千住河原町の「日日nichinichi」、千住旭町の「アサヒ荘」、そして誕生したばかりの千住橋戸町の「メゾンまばたき」。 名前を聞くだけでも何だか好奇心をそそられるが、その仕掛け人が、山本遼さんだ。千住には18の町名があるが、まるでその一つ

【story14】自転車で繫ぐ地域の絆(自転車雑貨 FLIP&FLOP)-千住暮らし100stories-

自転車雑貨 FLIP&FLOP代表 中太理貴さん(45歳) 個性派自転車ショップができるまで宿場町通り商店街は北千住駅の線路に並行して南北に伸びる、人通りの多い商店街だ。飲食店やヘアサロン、パン屋、和菓子店、コンビニなど多彩な店舗が並ぶこの商店街を北に進み、郵便局とかどやのやりかけ団子の間の小道を曲がると、「自転車雑貨 FLIP&FLOP」が現れる。 FLIP&FLOPは自転車を中心に、自転車用のグッズやアクセサリー、アパレルなども扱う店だ。 FLIP&FLOPの開店は

【story13】銭湯とハンコと自転車-千住暮らし100stories-

銭湯ハンコ作家 廣瀬十四三さん 北千住と言わないの?から始まったお気に入りの場所を聞くと、次々に名前が挙がる。千住の銭湯やカフェ、区外の公園やスーパー。ハンコ作家というと勝手にインドア派をイメージしてしまうが、行動範囲の広さから伸びやかな廣瀬さんの千住ライフの楽しみ方が伝わってくる。 千住東のマンションは夫婦の自宅兼、廣瀬さんの仕事場。最初の3年間、住んでいた国道4号線沿いの寿町のマンションより狭かったが、広いバルコニーと近くの桜並木が気に入って移った。車もあまり通らず静