マッチングアプリで出会った人と3ヶ月で事実婚するまで#11 〜初めての旅行(上)〜
福岡旅行の日がやってきた!
トシとの初めての旅行。マッチングアプリ内でマッチ(わたしたちはこれを知り合った日と呼んでいる)からちょうど2ヶ月が経った頃。
今回の旅行はわたしが大好きなusaoさんの最後の展示に行きたい、というのが発端。福岡に初めて行く彼のために観光地も織り交ぜながら、土日と彼が取ってくれた月曜の有給を使って行く。
そんなこんなで、usaoさんの展示がある福津を含めた2泊3日の福岡旅行が幕を開けたのである!
旅の始まりは東京駅から。
行きは小倉までの新幹線で4時間46分の旅。少しだけ睡眠をとり、スゴイカタイアイスを食べ、旅の計画もとっとと終えてあとはおしゃべりに興じていた。
わたしはこの旅行のために2日で2kgほどの水分を抜いたので写真の顔がスッキリしている(この頃はまだ食事管理ができた)。
3年以内に福岡への旅行は4回目(そのうちusao展示目的は3回)なので大体の地理や人気店を把握し始めた(福岡行きの際はおすすめ飲食店教えられます)。前回は1ヶ月前に母と訪問しているので混み具合もイメージできる。
食事や計画はだいたい任せてもらった。
小倉に到着して、まずは遅めのお昼ご飯を食べた。
資さんうどんが食べたくて、まず向かった。その後揚子江の豚まんを買いに行き、食べながら歩いて「551より好きかも!」のお言葉を無事頂戴し(わたしもそう思う)、シロヤのサニーパンをゲット。
本日のホテルは門司港。
電車で15分、駅近のマンションみたいなホテルにチェックイン。無人のチェックインはタブレットから当時流行っていたピチピチチャパチャパの音楽が流れていて、猫ミーム大好きな彼が爆笑していた。
わたしたちはとにかくテンションが高かった。動画を撮ってつまらないことに爆笑した。まるで箸が転んでもおかしいお年頃。こんなんが一番幸せなんですよ。
一度泊まってお気に入りのゲストハウスは予約が取れず、温かい地元の人たちに触れたバーもその日はお休みだった(下記参照)。
今度は大切な人と2人で、また雰囲気の違う旅になった。
門司港の夜景を2人で眺めた。
このエッセイシリーズに使っている写真もこのとき撮ったもの。
交際を始めて1ヶ月ちょっとで浮かれまくってるね、と彼と笑いながら親しい友人のInstagramストーリーに上げた。
夕食を居酒屋さんで食べて、散歩をしながらホテルに戻った。
明日以降もあるので、時間は早め。
ちなみにホテルに戻ってきたときのフロントのタブレットから流れるBGMは、マツケンサンバⅡだった。2人で倒れ込むほど笑った。
2日目。
門司港を出て博多へ向かう。
到着して一番に、「このパンのためだけに博多に住みたい」と思うほど大好きな明太フランスがあるパン屋さんへ。
先月も同じ店にチャレンジしたけれど、一緒に行った母は待つのが苦手だったから諦めた。その前は2022年だったので、コロナ禍もあって人が少なく、ほとんど並ばずに買えたのに。Instagramでもよく見かけるようになったし、人気店になったのも理由なんだろうな。
とにかくわたしと彼は行列ノーダメなので、無事1本ずつ(他のグルメも待ち構えているので控えめ)購入に成功!その足でホテルに荷物を置いて、歩きながら食べた。
太宰府。
初めて限定の古代米の梅ヶ枝餅を食べた。おみくじは先月と同じ番号を引き当てて、「ん?これ読んだことあるな」と途中で気づいて発覚した。自然が豊かで、遠くから遊園地の音楽が聞こえてくるところを彼と一緒に体感したかったので無事できてよかった。
天神の方へ戻ってきてもつ鍋を食べた。先月検討していた2件のうち行けなかった方。おいしかったー。彼のもつ鍋エピソードを聞いた。
そして薬院。
住むなら薬院と思うくらい、繁華街からのアクセスもいいし落ち着いているしおしゃれなお店も多いエリアだ。
いつも寄っているコーヒースタンドに寄った。先月母との旅行で彼にお土産を買ったお店でもある。あまりに飄々とした顔で選ぶので地元の人と間違えられた。
そしてわたしはここで初めて彼がカフェインとコーヒーの油?でめまいがしちゃうことを知るのである!コーラもたくさん飲めないし、できるだけデカフェを頼んでるしなんかかわいい。わたしも苦味に敏感でコーヒーはそこまで飲まないので無理に配慮するわけではないし。
今回の旅、小さなサブミッションがあった。
それは「わたしたちが移り住む場所選び」。
彼は東京出身東京育ち、わたしも埼玉南部出身で学校も職場も遊び場も昔から東京だったけれど、そんな都会慣れしたわたしたちが共通して思っていることは「東京は自分に向いていない」だった。
わたしは彼に出会う前からいつか地方都市で暮らしたいと思っていた。英語もある程度話せるので海外でもいい。体調の問題で実家から離れるのが難しく、夢のまた夢だったけれど。
彼に出会って、彼も同じことを考えていたと知って、この話が現実味を帯びてきた(ちなみに彼も英語はある程度できる)。だから、旅行に行くたびにわたしたちがそこで暮らす姿を想像してみることにした。
特に、わたしは福岡、彼は北海道。この1ヶ月後に仙台も旅行するのだけれど、福岡では特に重点的にリサーチをした。
コーヒースタンドでわたしはチャイ、彼はコーヒーフロートを飲みながら、2LDKの相場と近くの物件を調べた。東京より安い。彼は以前天神にある会社からオファーを受けて話を聞きに行ったことがあるそうで、就職先の当てがあるらしい。わたしは国家資格なので全国どこでもちょっといい時給で働ける。
福岡、いいじゃーん。とりあえず候補に入った。
薬院を後にして、警固神社に香水を買いに行ったら16時半だったのに売店?はもう閉まっていた。(翌朝再訪して無事購入)。
お土産などを買いながら屋台のオープンを待つ。
博多天神って不思議。広い割に少し人通りが少ないと思っていた歩道に、夜は屋台が立って雰囲気が変わる。
屋台は2件はしごした。1人で行ったときはナンパされたり横のおじさんが焼き鳥を分けてくれたりしたものだけれど、2人でいくと他の人とのコミュニケーションがなくて少しだけ寂しかった。
変顔して、おかしな動画を撮りながら博多の夜景を眺めて歩いた。
先月わたしがこの場所で彼とビデオ通話をしながら見せた景色を、今日は2人で手を繋いで眺めている。ちょっぴり不思議で、幸せな時間だった。
休日だったためか市役所の前ではフェスをやっていて、見てみるとわたしの好きなDURDNも来ていたようだった。福岡すげえ。
彼と連泊をしたことがなかったので、2晩も一緒にいられるのはすごくすごーく幸せだった。
明日は最終日。そしてこの旅で唯一、行ったことのない場所に行く。