現代の奴隷制度ー外国人技能実習生をめぐる問題について
三年前、東京で知り合ったベトナムからの外国人技能実習生である友達を手がかりにして、日本の外国人技能実習生制度を初めて知った。その友達が他の社員よりも長時間働いているのに給料が安いので、好奇心で話しかけてみると、技能実習生として埼玉の弁当工場で働くために200万円を借りて来日したが、労働条件が悪いので逃げ出して東京で不正なバイトをやっていたという経過がわかった。表向きは、技能実習生が日本にきて技能、技術を勉強しながら労働している「学生」であるが、実際に、蓋を開けてみれば、薄給で