📖[語] 「ローボール・テクニック」（Low-ball technique）とは

ローボール・テクニックとは、魅力的、もしくはあまり面倒でない条件をはじめに提示し、受け入れさせた後に、理由をつけて魅力的な条件を取り除いたり、相手にとって都合の悪い行動を追加したりする手法です。
ローボール・テクニックという名前は、「相手が受け取りやすい低いボールから投げること」に由来しています。

もう少し砕いて説明すると、
まずはいい話しをしておき、その好条件をのんだらとたんに、悪い条件を付け加えたり、好条件をなかったことにしたりする交渉術です。

「飲み放題1,000円ですよ」

しかし、着席したら、ひとり２オーダー制やお通し料がかかる、サービス料、深夜料金などどんどん追加されていくわけです。
断ればいいのに、、、
ここです、ポイントは。
着席したあと、「それなら他の店にするよ」とは言えずここで過ごしてしまうのです。（結局高くつくのです）

「店内商品70%オフ　開催中」

服を選んで、レジに並ぶと、「大変申し訳ございません。この商品は割引対象外です。よろしいでしょうか？」のパターン
断ればいいのに、、、
せっかく並んだし、気に入った服だったから、買ってしまう

「今度、友達も含めて３人で飲みに行こうよ」

当然「はい、大丈夫です」と答えたあとに、当日もうひとりが来れなくなり、2人でいいかなぁ、、
断ればいいのに、、、
一度行けると言っているので、もう断れない流れになる

最後に

ほんとに、ほんとに、イヤだったら、
居酒屋を出ればいいし、服を諦めればいいし、2人はイヤと断ればいいのです。ここの心理的なかけひきの問題です。
その場を穏便に通り過ごすのか、あとで後悔しないようにしっかり自分の意見をいうのかです。
私は、まったく後者です。
前者の方は、いい話しには気をつけてください。

シニアの達人