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📖[語] 「スリーパー効果」とは
スリーパー効果とは、信憑性が低い情報源から得た情報であっても、時間の経過とともに情報源の信憑性を忘却してしまい、情報の内容だけが記憶に残ってしまうという心理現象で、別名「居眠り効果」「仮眠効果」とも呼ばれています。
スリーパー効果の事例
◆選挙活動
選挙カーで名前を連呼したり、街頭演説したりすること。
「名前を知っている」ということだけで、投票日に投票してしまう効果です。
◆雑誌記事
本来は、情報源の信頼性が高いかどうかで情報の真偽を判断する場合が一般的です。しかし、時間が経過して雑誌の情報元の記憶が薄れることにより、「どの雑誌に記載されていた情報か」という点はさほど重視されなくなります。
スリーパー効果の活用方法
時間をかけて説得する
1回の説得に時間を掛けるよりも、インパクトのある説得を何回も繰り返すことで相手の記憶に情報の内容を残すことができるからです。同じ説得方法を繰り返さない
同じ表現方法として決まった言い回しを繰り返していると相手が呆れて話を聞いてくれなくなる恐れがあるため、様々なアプローチで伝える工夫が必要です。記憶に残るキーワードを入れる
膨大な情報を伝えてしまっては要点が伝わらず、相手がどんな内容であったか思い出すことが困難になります。
最後に
これらのことから、日常の会話においても使えることがわかります。
家族・友達などの会話において、伝えたいことやわかってほしいことなどは、この効果を利用すれば正確に理解してもらえることでしょう。