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高齢者がむせた時にこれだけはやめて! 【6選】
高齢者が食べ物や飲み物でむせることは珍しくありません。そのような状況になった時、適切な対応を取ることが非常に重要です。間違った対処をしてしまうと、さらなる健康リスクを招く恐れがあります。
高齢者がむせた際にやってはいけないことを6つ紹介します。
1. 過剰な背中叩き
むせている人の背中を強く叩くことは、特に骨が脆くなりがちな高齢者においては、肋骨の骨折を引き起こす可能性があります。背中を軽くたたくのではなく、むせている人が前かがみになるよう手助けし、自然と異物が出るのを待つことが大切です。
2. 飲み物を無理に飲ませる
むせている最中に水や他の飲み物を無理に飲ませようとするのは危険です。これは窒息のリスクを増加させるだけでなく、肺に液体が入る「誤嚥性肺炎」の原因となることがあります。
3. 焦って行動する
パニックになってあたふたすることは、むせている高齢者をさらに不安にさせ、状況を悪化させる可能性があります。落ち着いて、冷静に対応することが重要です。
4. 無理に物を取り出そうとする
口の中に手を入れて異物を取り出そうとする行為は、異物をさらに奥に押し込んでしまうリスクがあります。また、高齢者の口腔内を傷つける可能性もあります。
5. すぐに横に寝かせる
むせている人を横に寝かせることは、嘔吐した際に吐瀉物が気道に入り込む原因となり、窒息の危険を高めることがあります。意識がはっきりしている場合は、座った状態か、半座位を保つようにしましょう。
6. ハイムリック法を無理に適用する
ハイムリック法は窒息している人を助ける手技ですが、専門の訓練を受けていない人が行うと、内臓損傷や骨折のリスクがあります。また、完全に気道が塞がっていない場合(部分的な気道閉塞)には、この手技は推奨されません。
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