夏は、あけぼの
夏のランニングは早朝に限る。これはランナーなら異論は少なかろう。僕の場合はもともと早朝走っているのだが、酷暑の真夏は4時から6時までがランタイム。そもそも酷暑の中で走ること自体、シニアには不適当と言われそうだが夏を制するものは冬マラソンを制す?ということでそうそうランオフとはできない。僕が夏ランする上で重視していることを書いてみよう。
夏ランに必要なもの、水、芝、日影
水の大切さは言うまでもない。だが、実のところ朝4時過ぎから走ると、10キロ程度なら給水は必要としない。場所にもよるが20キロ走っても途中で飲まないことがある。もちろん走る前に十分スポーツドリンクなどを飲んでおくことが前提だが。朝6時前に水が必要になるのは僕の感覚では気温より、直射日光を浴びるかどうかが影響する。それでも飲みたい時にはいつでも飲めると言う余裕感が大事だ。そういう点では水を持って走れば良いのだが、まあ物を持って走るのは正直好きではない。以前は自販機の場所を事前に確認しておき小銭を持って走った。でも一気飲みは辛いし、飲みながら走ると終わったボトルの捨て場所に困った。結局次の自販機までボトルを持って走った。今はどうしているかといえば、公園ぐるぐるランなのでトイレと水飲み場の蛇口はすぐ脇にある。これがベスト。
芝は目にも体にも優しい
もともとアキレス腱を痛めてからアスファルトを走るのが辛く、芝や土の上を走るようにしてきた。しかし、夏の太陽の下では芝の黄緑色自体が、目に優しく涼しく感じさせてくれる。実際アスファルトの上に比べれば照り返しが弱く、地表温度も低いはずだ。着地衝撃の緩和と言う点では、砂地や土も悪くないのだが、茶色や灰色より明るいグリーンは脳内温度を下げてくれる感じがする。芝こそ夏のランには最適だ。
日影を走る大切さ
夏のランニングでは走る時間帯も大切だが、とりわけ重要なのが日影を走ることだ。ついこの間も鶴見川沿いを朝の7時台に走ったが、川沿いのサイクリングロードには陽の光を遮るものがない。この紫外線にジリジリ焼かれることが高温以上に体力を消耗させる。日焼け止めを塗っても夏の河川敷ランはおすすめしない。理想は木々に囲まれた日影の小道で、それに近いのがトレイルだろう。僕が最近走る近所のトレイルは午後5時過ぎで30度ある時でも走り出せば暑さはさほど意識しなくて済む。ただし水は持って走らないと長距離は無理だ。公園の広場は外周沿いに樹木が多く、早朝は影が長くなりコースの半分以上が日影だ。やっぱり公園ぐるぐるは退屈と感じなければいいことづくめだ。