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小澤メモ|HELLO PANDA|パンダのことじゃない戯言。

マイ・オウン・シンフーパンダ。

パンダを抱きしめる。
本物のパンダを抱きかかえてみたい。それは誰もが一度は、いや何度も浮かぶ願望だと思う。直接飼育期のあかちゃんパンダを抱きかかえる飼育スタッフを見て、自分だったらどんなだろうかと想像したり、ため息をついたりする人も多いはず。もちろん、スタッフたちの責任と重圧、そして専門知識と経験に敬意を持ちながら。インスタグラムやツイッターでは、パンダと楽しそうにトークしてるかのような中国のスタッフなどを見ることができる。成都基地のメイさんは、かなりの有名人だ。ご本人に直接聞いてみたら、決して遊んでいるわけではないのだけれど、そして子パンダといえどもかまれたら痛いし傷も絶えないのだけれど、パンダに愛と責任をもって接しているとのことだった。

妄想でパンダ。
ドリーム・ジョブ!なんていう海外からのコメントがよくあるけれど、確かに抱っこすることができたら最高だ。ただ、(交代制とはいえ)それを昼夜問わずにパンダと毎日を飼育することはかなりハードだし、もし万が一何かあったらと思うとプレッシャーも凄まじい。それに抱っこするのは、見えているほんの一部分に過ぎない。本当の仕事は山盛りだ。ということで、一般人のこちらが、パンダを抱っこしたり一緒に並んで記念撮影するには、そういう特別なボランティアツアーを許可している中国の施設に行く。それか。偏愛なる妄想で抱っこするしかない。中国では、セレブ層が、中国犬チャウチャウをパンダのカラーリングにしているのとかを見かけるが、さすがにチャウチャウ・サイドの了承なしにそんなことはできない。

シンフーパンダ3Lサイズ。
自宅でパンダを妄想するときに、おすすめなのが、ぬいぐるみのシンフーパンダ。右手に竹を持っているのがトレードマークで、サイズは小さいのから3Lサイズまである。アドベンチャーワールドの売店では、もっと大きいのが展示してあるけれど、オススメは3Lサイズ。65センチで1歳くらいの子パンダのサイズじゃないかと妄想している。ちょうどそのくらいのパンダが一番、体毛が白くてやわらかいと言われているので、(本物のパンダは硬い体毛)シンフーパンダはまさにぴったりだ。このシンフーパンダ、アドベンチャーワールドのオリジナル版には、竹のところにアドベンチャーワールドのロゴが入っている。そのパンダのぬいぐるみ、3Lサイズ。気づけば、自宅に3頭いる。1頭目は、2014年ものだったから、アドベンチャーワールドのロゴがなかった。アドベンチャーワールドに行くたびに、くまなくシンフーパンダを見て回る。実は表情とか耳のつき具合とか、それぞれ微妙に違いがある(気がする)。それで、写真をセレクトするのと同じで、自分好みの個体を見つけるのが楽しい。毎回我慢しているけれど、その後、ついつい来てくれた2頭は仲間に。こちらが抱きしめるというよりは、彼ら、相当の、とんでもない包容力を持ってる。俯瞰して、誰かに覗き見られたら、ただのどうしようもないオジサンに違いないけれど、かなりオススメ。
(写真は成都基地付近のイリーガルなパンダ屋さん。ついついリサーチしてしまう/2018年)

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