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なんくるないさーのほんとの意味~決して緩い意味ではなかった~

NHKの朝ドラ「ちむどんどん」が始まってますね。

沖縄を舞台にする作品にはつきものの沖縄の方言、「うちなーぐち」。

ちむどんどんも方言で胸がどきどきと表現されています。

ちなみに沖縄方言といえば20年ほど前に流行った「ちゅらさん」でも出てきた「なんくるないさー」が当時話題になりましたね。

こんかいはなんくるないさーについて書いていきます。

沖縄特有の緩さ

今もそうかもしれませんが沖縄のイメージは時間がゆっくり進む感じ、緩さがある世界観を感じられる方もいらっしゃるんではないでしょうか?

確かに沖縄にいるとのんびりした雰囲気や人の温かさのせいかゆるーく生きられるような気になってしまいます。

生まれが沖縄のため、長く沖縄に住んでいましたが確かにその緩さを感じていきれました。

その緩さの代表なような言葉「なんくるないさー」。

意味は「なんとかなるさー」という意味です。

ちゅらさんの中でよく出てくる言葉だったので印象が残ってる人もいるかもしれません。

私も沖縄を離れてからも会う人会う人にこの言葉のことを話題に出されました。

それだけちゅらさんでの印象の強さを感じましたが、本来の意味とは違う方向に行ってるなー?と若干の違和感も感じていたのも事実です。

ちなみにこのことは沖縄にいたときも感じていました。

沖縄にいても県外の人と同じようになんくるないさーを使ってる人が多いため家族(母や祖父母)から聞いていた意味との違いを感じていました。

なんくるないさーの本当の意味

なんくるないさーは直訳ではなんとかなるさーと伝えましたがこれは沖縄のことわざの一か所だけを出しているだけなのです。

本来はその前につく言葉があり

「まくとぅんくとぅしぃー、なんくるないさー」

となります。

もう、言葉がなんのこっちゃな言葉になってますね(笑)
ちなみに意味は

「正しいことをしたら、なんとかなるさー」

という意味。

ただ、すべてに何とかなるさーと言っているわけではなくやることやっていけば何とかはなる。
目標とは違うゴールになったとしてもやることやってれば何とかなるよー、という意味です。

何もしてない人に対して使われる言葉でない。

そういう厳しさもある言葉なのです。

私も母にこの言葉を使われて育ちましたがちゅらさんブームの時意味をはき違えられないよう本来の意味をしっかりおしえられました。

ちなみに今やっている「ちむどんどん」も胸がどきどきと恋を思わせる表現になっていますが、びっくりしたり焦ったりなど心臓がバクバクいう時全般にも同じ表現が使われる言葉です。

面白いですね、一方で恋を感じられる言葉、もう一方で焦りや緊張などを表す言葉にもなります。


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