オニールの弟子の説くエントリーポイント「ポケットピボット(=Pocket Pivot)」について切り込む!
最近オニール流が日本の投資家にも浸透してきておるの!
ワシもオニール流一の型「オニール」を実行しておるが、皆がオニール流をやり出すとなると更に前に進んだ先鋭的なやり方も必要になってくるやもしれん。
そこで参考になるのがオニールの弟子によって考案されたポケットピボットというエントリーポイントじゃ!
Chris Kacher博士とGil Morales氏の著書「Trade Like an O'Neil Disciple」に記載されておる手法で、ピボットポイントに先駆けてエントリーする手法ぞ!
そもそもオニールって誰!?って方々は以下の猿が書いた記事を参考にしてくださいね!成長株の神様ですよ!
では本日はオニールの呼吸弐の型「ポケットピボット」についてみていきたいと思います。
全てを知りたいという方は以下のYoutubeをご覧いただきたいのですが、全部英語です。吐きます。
英語が苦手な筆者は、この動画のプレゼン部分と海外のサイトからの情報を拾い集めてまとめています。
ポケットピボットは早めにエントリーする霹靂一閃型のエントリー手法
ポケットピボットは通常のオニール流のブレイクアウトの一足先に仕込むエントリーポイントです。
通常のPivot(=ブレイクアウト)まで待っていると、遅きに失するパターンを何度も経験してきたオニーラーの方々も多いのではないでしょうか。
以下のPPと記載されているのがPocket Pivotです。ベースの中にPPが存在しており、通常のオニール流よりも早くエントリーできることがわかります。
8%損きりに引っかかったあた、急騰して涙を流した。そんね経験あるわいの。
PPで仕込めれば損きりにかからず、急騰をいただくことが可能になる可能性も高まるわけじゃ!
ポケットピボットの条件とは?
以下がポケットピボットの条件となります。
条件1.
適切なポケット・ピボットは、建設的なベース・パターンの中で、あるいはその周辺で出現する。
条件2.
その銘柄のファンダメンタルズが強いこと、つまり、優れた収益、売上高、税引前利益率、ROE、その分野での強力なリーダーである。これはオニール流そのもの。
これに関してはCANSLIMの条件を考えればええの!
条件3.
上昇した日の出来高が、過去10日間で最もダウンボリュームの大きかった日よりも大きいこと。これは特徴的な条件ですね。あとで実際の例を持ち出してみていきたいと思います。
これがポケットピボットの最も大きな特徴よの
条件4.
全体のチャート形成が数ヶ月の下降トレンド(5ヶ月以上)にある場合は、ポケットピボットを買わないでください。ベースの丸みを帯びた部分が形成されるのを待ってから買うのがよいでしょう。
条件5.
ポケットピボットは、株価が50日移動平均線や200日移動平均線などの重要な移動平均線の下にある場合は買わないでください。50日移動平均線を大きく下回り、200日移動平均線付近でサポートされている場合はベースが建設的であれば買うことができます。
条件6.
ポケットピボットは株価が10日移動平均線や50日移動平均線を下に突き抜ける激しい売りを経験したあと、「V」字型に直立した場合には買わないでください。このようなフォーメーションは失敗しがちです。
条件7.
ポケットピボットの中には、株価がベースから上抜けて上昇した後に発生するものもあります。そのピボットが10日移動平均線のすぐ近くで発生した場合は買い、そうでない場合は避けるべきである。このようなポケットピボットを買う前に、10日移動平均線が株価に追いつく機会を与え、そこで株価が数日間固まってから買うようにしましょう。
補足
ポケットピボットは、ベースブレイクアウトやギャップアップと重なることがあります。これは、このような事態が発生した場合のアップサイドパワーの追加と考えることができます。
ポケットピボットの例とは?
わかりやすく直近のPocket Pivotの例を見ていきましょう。先週金曜日にBreak OutしたTSLAですが、それ以前にもPocket Pivotは以下の二つの点で存在していました。
直近でいうとCROXもPocket Pivotを迎えています。
猿はまさにこの日に仕込んでおったな。ブレイクアウトまでは距離があるが、まさに綺麗なポケットピボットとなっておる。
あと、昔ワシが入ったDOCUの236ドルもダブルボトム上抜けとあいまって、綺麗なポケットピボットになっておるんよの!
以下はDOCUです。
まとめ
今回の記事はポケットピヴォットに関する短いまとめとなりました。エントリーポイントを工夫することでリターンをあげるための研究は日々重ねていく必要があります。
今後も様々なエントリーポイントを検証していきたいと考えています。