【AAPL/2021/4Q決算速報】2021年第4四半期の結果は売上×、EPS○。
このマガジンは取り上げた企業の投資を推奨する意図は全くないことを改めて確認いたします。企業の業績チェック、ビジネスモデル、新着ニュースをシンプルに定点観測する読み物です。
(AAPLの会社概要・歴史・ビジネスモデル考察は以下を参照してください。)
注目の「AAPL」のQ4-2021の結果が出ました。
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※YoY = year over year(前年同期比)
AAPLの2021年4Q決算は
・売上$83.36B/YoY+28.8%(アナリスト予想:$84.85B)→×
・EPSは$1.24/YoY+69.8%(アナリスト予想$1.24)→Match
<売上構成別>
・iPhone:38.86B YoY47%
・Mac:9.17B YoY2%
・iPad:8.25B YoY21%
・Others:8.78B YoY24.7%
・Service:18.27B YoY26%
AH:△3.56%
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売上がMissとなっておるな。AHで売り込まれておる。
それでは詳しく見ていきたいと思います。
1. Revenue(売上高)
Q4-2021:売上$83.36B/YoY+28.8%(アナリスト予想:$84.85B)
順調に売上高を伸ばしていることが見て取れます。
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■ 売上推移
※YoY = year over year(前年同期比)
Q2-2019:$58,015M (YoY △5.11%)
Q3-2019:$53,809M (YoY 1.02%)
Q4-2019:$64,040M (YoY 1.81%)
Q1-2019:$91,819M (YoY 8.91%)
Q2-2020:$58,313M(YoY +0.51%)
Q3-2020:$59,685M(YoY 10.92%)
Q4-2020:$64,698M(YoY +1.03%)
Q1-2020:$111,439M(YoY +21.37%)
Q2-2021:$ 89,584M(YoY +53.63%)
Q3-2021:$ 81,434M(YoY +36.44%)
Q4-2021:$ 83,360M (YoY+28.8%)
※Appleは年度末は9末です
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CNBCでは以下の通り原因が記載されています。
アップル社のティム・クックCEOは、iPhone、iPad、Macの供給が予想以上に逼迫していることが原因であると述べました。 これは、iPhone、iPad、Macの供給が予想以上に逼迫していたことに起因しています。
クックCEOはCNBCのジョシュ・リプトン記者に対し、「60億ドルと推定される予想以上の供給制約があったにもかかわらず、非常に好調な業績を達成した」と述べました。クック氏はCNBCのジョシュ・リプトン氏に、「供給制約は、業界全体で話題になっているチップの不足と、東南アジアにおけるCOVID関連の製造上の障害によってもたらされました」と述べました。
参照:CNBC
Earning Callでは東南アジアのCOVID関連の供給制約は10月に入り大幅に緩和していると説明されておるぞ!
主な要因はチップで12月決算では更に供給不足が悪化するとしておる。自社のチップではなく、レガシーチップでの不足が深刻とのことじゃ。
利益率も若干前四半期から低下しています。
売上総利益率42.2% (3Q:43.29%)
営業利益率28.5% (3Q:29.63%)
純利益率24.6% (3Q:26.70%)
9月が決算なので年度別でみると以下となります。年度ベースでみると以下の通り成長は加速しています。
2. EPS(1株当たりの当期純利益)
Q4-2021:(non-GAAP)EPSは$1.24/YoY+69.8%(アナリスト予想$1.24)
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■ EPS推移
※YoY = year over year(前年同期比)
Q2-2019:$0.62 (YoY △9.82%)
Q3-2019:$0.55 (YoY △6.84%)
Q4-2019:$0.76 (YoY 3.14%)
Q1-2019:$1.25(YoY 19.62%)
Q2-2020:$0.64(YoY 3.58%)
Q3-2020:$0.65(YoY 18.35%)
Q4-2020:$0.74(YoY △1.99%)
Q1-2020:$1.68(YoY 34.40%)
Q2-2021:$1.40(YoY +119.78%)
Q3-2021:$1.30(YoY +101.55%)
Q4-2021:$1.24(YoY +69.8%)
※Appleは年度末は9末です
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3.企業KPI
AAPLはセグメント毎の切り分けを行なってくれています。5つの事業領域で構成されています。全体としては以下の通り成長してきています。
■:iPhoneの売上高の推移
まずは売上全体の5割近くを占めるiPhoneです。iPhoneは引き続き堅調な成長を実現できておりYoYの成長率は50%に近い水準に回帰しています。
■:Mac、iPadの売上高の推移
それぞれ10%程度の構成比率を占めるMacとiPadの売上推移は以下となっています。伸び悩む事業分野ですが、事業構成に占める構成比率が少ないので影響の度合いは軽微です。
【Mac】
【iPad】
■:その他製品の売上高の推移
Wearables,Home and Accessories等の「その他製品」は売上高で10%程度しか占めていませんが、成長率は高い事業分野だったのですが鈍化しているのが懸念されます。
■:サービスの売上高の推移と売上に占める構成比率
上記4つは製品に関するものでしたが。全く性格の異なるサービスについては成長率が高く期待される分野となっています。サービスについては主に以下が含まれています。
✔︎広告
✔︎Apple Care(修理等のサービス)
✔︎デジタルコンテンツ
✔︎マップ
✔︎Siri
✔︎iCloudストレージ
等が含まれているとしています。
売上構成に占める比率も徐々に上昇してきています。安定した積み上げ型の利益が見込めることから、今後サービス事業の進展が期待されるところですね。
4.ガイダンス
AAPLはガイダンスは発表していませんが、2022年度1Qのアナリスト予想は以下となっています。売上、EPSともに成長率は明確に減速しています。
【売上高予想】
予想:119.7B YoY+7.4%
【EPS予想】
予想:1.88 YoY+11.9%
5. CF (営業CF,投資CF,財務CF)
以下はAAPLのCFの推移です。
営業CF:20.20B/前年同期20.57B
投資CF:0.83B/前年同期△5.53B
財務CF:△20.38B/前年同期△21.35B
またAAPLは自社株買と配当を合わせた総還元性向が高い企業としても有名です。総還元性向は100%以上を維持しています。
配当と自社株買の内訳は以下です。主に自社株買を通じて株主還元をしていることが伺えます。
この自社株買の水準は非常に大規模なもので発行済株式数は以下の通り継続して下落しており、EPSの引き上げに大きな役割を担っています。EPSを算出する際の分母である発行済株式数を削減していますからね。
6. 財務状況
AAPLの財務状況は安定しています。以下は総負債比率ですが、上昇傾向にあります。直近数四半期は80%を超えてきています。
しかし、営業利益23.8Bに対して金利含めた、その他収益は△0.5Bとなっており支払利息が収益を圧迫している様子は見受けられません。
また、単純な借金は113.7Bとなっていますが直近4四半期の営業CFは104Bとなっており、営業CFの1年分と考えると深刻に考える必要はありません。
7.Earning Calls
CEOのTim CookとCFOのLucaが登壇。
以下両者の要点を切り抜いておるが、Q&Aでも重要なことが語られておるから見逃すでないぞ!
◼️Tim Cookのパート
まずはCEOパートです。重要部分をカテゴライズしてお伝えしていきます。
【今期の決算について自信をみせている】
すべての製品カテゴリー、すべての地域セグメントで20%以上の成長を達成しました。そして本日、Appleは再び非常に好調な四半期を報告しています。需要は非常に旺盛で、予想以上の供給制約があったにもかかわらず、9月期には前年同期比29%増の834億ドルという新記録を達成し、前回の電話会議で説明した通りの結果となりました。
これらの制約は、主に業界全体のシリコン不足とCOVIDに関連する製造上の障害により、売上高に約60億ドルの影響を与えたと見積もっています。このような状況にもかかわらず、当社は、Macにおいて過去最高の記録を樹立し、iPhone、iPad、ウェアラブル、ホーム&アクセサリーにおいても四半期ごとに過去最高の記録を樹立し、製品数は前年同期比で30%増加しました。サービス事業は予想以上に好調で、過去最高の183億ドルを達成し、前年同期比で26%の成長となりました。
また、すべての地域セグメントで四半期ごとに記録を更新し、全体的に2桁台の力強い成長を遂げました。2021年度には、収益の約1/3を新興市場から得て、インドとベトナムでの事業を倍増させました。特に、新製品に対する強い需要を目の当たりにして、将来について楽観的に考えています。
【製品について】
今四半期末には、iPhone 13のラインアップに加えて、Apple Watch Series 7、iPadおよびiPad miniを発表しましたが、これらはいずれも大幅な進化を遂げています。iPhone 13とiPhone 13 Mini、そしてiPhone 13 ProとPro Maxは、超高速パフォーマンス、先進的なカメラシステム、より長いバッテリー駆動時間、そして鮮やかなSuper Retinaディスプレイによって、新たな基準を打ち立てています。
第9世代のiPadは、美しくシャープなディスプレイと旧世代の2倍のストレージを搭載しており、また新しいiPad miniは、超ポータブルなデザインと優れたスピードとパフォーマンスを備えており、お客様に好評を博しています。また、Apple Watch Series 7は、ディスプレイの大型化、充電の高速化、洗練されたデザインなどで高い評価をいただいており、感激しています。
そして先週、私たちは、驚異的なM1 PROチップとM1 Maxチップを搭載し、完全に生まれ変わったMacBook Proを発表しました。これらは、これまでにないパフォーマンスとバッテリー駆動時間、そして世界最高のノートブックディスプレイを備えた、私たちの最もパワフルなノートブックです。お客様は、Final Cut Proでのビデオ編集やLogic Proでの音楽制作など、あらゆる場面でMacBook Proを気に入っていただけると思います。これまでノートブックではできなかったことができるようになります。
また、空間音声や業界をリードするサウンド、より長いバッテリー駆動時間、まったく新しいデザインを備えたまったく新しいAirPodsも発表しました。ホーム向けには、Appleの製品やサービスとのシームレスな連携を実現したHomePod miniのラインナップに3つの新色を追加しました。また、Apple Musicの新しいサブスクリプション層である「Apple Music Voice」を発表しました。このサービスでは、9,000万曲のサービスカタログをSiriの力で利用することができます。
iOS 15とiPadOS 15は、気が散らないようにするためのFocusや、思いついたことを書き留めるためのQuick Noteなど、生産性を維持するための方法をこれまで以上に増やしました。そしてwatchOS 8は、Apple Watchをさらにパワフルにし、外出先でアクティブに過ごしたり、健康状態を把握したりする方法をこれまで以上に増やしました。
お客様にお選びいただけるサービスの種類がこれほど増えたことはありませんでしたし、お客様の熱意と満足度の高まりを反映したパフォーマンスには大変勇気づけられました。Apple TV+は、発売からわずか2年で、すでに世界中のファンの皆様にその実力を証明しています。そして、この成功を可能にした素晴らしい俳優、作家、ストーリーテラー、プロデューサーなど、舞台裏で活躍するすべての人たちに祝福を送りたいと思います。
【Apple Storeに関して】
嬉しいことに、いくつかの新しいApple Storeをオープンしました。今期は長沙に美しい店舗をオープンしました。これは中国湖南省での初の店舗です。また、イスタンブールに3店舗目をオープンしました。また、最近ではブロンクスにも店舗を開設し、ニューヨーク市の5つの行政区すべてに店舗を展開しています。
全世界の店舗がオープンして7週間が経ちました。一年で最も忙しい時期を迎えるにあたり、私は特にリテールチームへの感謝の気持ちを伝えたいと思います。お客様が当社製品をこれほどまでに信頼してくださっているのですから、当社のリテールチームはまさにその要請に応えてくれています。私たちは、オンラインストアや小売店でさまざまな方法でお客様に対応し、お客様に最適な製品を選んでいただくためのお手伝いをしています。
【環境に関して】
私たちはすでにカーボンニュートラルを達成しています。今期は、2030年までにサプライチェーン全体およびデバイスのライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現するという目標に向けて、新たな一歩を踏み出しました。この分野では、製品の大幅な進化を遂げました。 iPadとiPad Miniの筐体には、100%再生アルミニウムが採用されています。また、iPhone 13のアンテナには、業界初となるリサイクルされたペットボトルが使用されています。また、iPhone 13を購入されたお客さまがご覧になっているように、私たちはパッケージを再設計し、外側のプラスチックラップをなくしました。これにより、2025年までにパッケージ内のプラスチックをすべて取り除くことに近づきました。また、いつの日か地球から何も奪わずに製品を作るという目標に向けても、順調に進んでいます。例えば、Apple Watch Series 7では、使用するレアアースの99%をリサイクルしています。
また、COP26に先立ち、2030年までにカーボンニュートラルを実現することを約束してくださったサプライヤーの数が2倍以上になったことをご報告したいと思います。この分野での成長を目の当たりにして大変勇気づけられました。私たちは、今後数ヶ月、数年のうちにサプライチェーンにおけるこうした変化を推進していきます。
◼️Lucaのパート
1-6の項目で記載されており重複している部分は省いて要点をお伝えします。
売上総利益率は、コストの増加および製品構成の変化により、前四半期比110bp低下の42.2%となりましたが、レバレッジ効果により一部相殺されました。製品の売上総利益率は34.3%で、前四半期比170bp低下しました。これは、コスト構造の改善がレバレッジと製品ミックスによって一部相殺されたためです。サービスの売上総利益率は、主にミックスの違いにより、前四半期比70ベーシスポイント増の70.5%となりました。
【iPhoneについて】
iPhoneの収益は前年同期比で47%増加し、9月期の記録となる389億ドルを達成しましたが、お客様の需要が非常に旺盛であったため、供給に制約がありました。iPhone 12ファミリーは引き続き非常に好調で、iPhone 13ファミリーの発売に向けてお客様からの熱い反応をいただいています。
また、各地域セグメントで2桁の成長を遂げ、先進国市場と新興国市場の両方で第9四半期の記録を更新しました。451 Research社が米国の消費者を対象に実施した最新の調査によると、iPhoneの顧客満足度は98%に達し、当社のiPhoneのアクティブインストールベースは過去最高を記録しました。
【iPadとMacについて】
Macについては、M1搭載のMacBook Airに対する旺盛な需要に支えられ、供給制限があるにもかかわらず、92億ドルという史上最高の売上高を記録しました。実際、Macの過去5四半期の売上高は、このカテゴリーにおいて過去最高の5四半期となりました。
iPadの業績も好調で、供給に大きな制約があったにもかかわらず、同じくM1を搭載したiPad Proに対する顧客の需要が非常に高かったことから、9月期の売上高は21%増の83億ドルを記録しました。
Mac、iPadともに、お客様の継続購入と新規購入される方の組み合わせが続いています。当四半期にMacおよびiPadを購入されたお客様の約半数は、その製品を初めて購入されました。また、451 Research社が米国の消費者を対象に行った最新の調査では、MacとiPadの両方で顧客満足度が97%に達しています。
iPadとMacへの継続的な投資は、コンピューティングを次のレベルに引き上げます。私たちは、お客様に比類のない体験を提供するために、両製品の設計と再構築を行い、その結果、両カテゴリーで記録的な会計年度となりました。この勢いは、エンタープライズ市場でも発揮されています。例えば、SAP社ではこれまでに数万人の従業員にMacを導入しています。先週発表された当社の新しいM1 MacBook Proに続き、SAP社は世界中の従業員に提供するM1 Macの数を増やしていく予定です。
もうひとつの例は、フランスの国有鉄道会社SNCFで、すべての列車運転手にiPadを装備し、日々のワークフローと列車運行のすべてを管理することで、エネルギーコストとメンテナンスコストの削減に貢献しています。実際、このiPadは非常に高い評価を受けており、企業のデバイス更新サイクルが終了した時点で、運転士の90%が個人用に購入することを選択しています。
【サービスに関して】
サービスの話に移ります。クラウドサービス、音楽、ビデオ、広告、AppleCare、決済サービスで過去最高の売上を記録し、App Storeでは9月期に過去最高の売上を記録しました。サービス部門への継続的な投資と強力な実行力により、2021年度の売上高は680億ドルを記録し、この部門は6年間で約3倍に拡大しました。このような素晴らしい結果は、様々な面で見られる前向きな勢いを反映しています。
まず、当社の設置台数は引き続き増加し、各地域で過去最高を記録しました。次に、当社のサービスに対するお客様のエンゲージメントが引き続き高まっています。デジタルコンテンツストアの有料アカウント数は2桁成長し、各地域セグメントにおいて第9四半期に過去最高を更新しました。また、有料会員数も引き続き非常に高い伸びを示しています。現在、当社のプラットフォーム上のサービス全体で7億4,500万件以上の有料会員数があり、これは昨年から1億6,000万件以上増加し、5年弱前の約5倍になります。そして最後に、先ほどTimが述べたように、お客様に喜んでいただけるような新しいサービスを追加しています。また、現在提供しているサービスの幅と質の向上にも努めています。
◼️質疑応答 (重要項目切り抜き)
いくつか重要な質問をみていきたいと思います。
Q:ティム、サプライチェーンに関する具体的な問題と、当四半期に改善が見られた点、そして今後最も影響を受けると思われる製品についてどのように考えるべきか、もう少し詳しく教えてください。また、今後どのような製品が最も影響を受けると予想されるのか、どのように考えればよいのでしょうか?
A:確かに、第4四半期には約60億ドルの供給制約があり、iPhone、iPad、Macに影響がありました。第4四半期には2つの原因がありました。1つは、業界内のさまざまな企業からよく耳にするチップの不足です。2つ目は、COVIDに関連した東南アジアでの製造上の障害です。2つ目のCOVID関連の障害は、10月に大幅に改善し、現在に至っています。
今期のサプライチェーン関連の不足の主な原因は、チップの不足であると考えています。この問題は、現在、ほとんどの製品に影響を与えていますが、需要の観点から見ると、需要は非常に堅調です。しかし、新しい期を終える頃には、この制約は第4四半期に経験した60億ドルよりも大きくなると考えています。
Q:サプライチェーンの逆風について、9月には60億ドル、12月にはそれ以上になるとおっしゃっていましたが、ティムさんは、これが本当に需要の先送りなのか、少なくともどこかで破壊される可能性があるのか、どのように判断しているのか教えていただきたいと思います。また、サプライチェーンのボトルネックについて考えてみると、あなたはCOOでした。あなたは多くのものを管理していました。12月にピークを迎えて、そこから先は大丈夫だと思いますか?それとも、改善のための軌道はどのようになっているのでしょうか?
A:そうですね。COVID関連の混乱については、10月中に大きな進展があり、現在は大幅に改善されています。COVIDを予測することは困難です。COVIDを予測するのは難しいので、その行方を予測するつもりはありません。しかし、今日の時点では、9月および10月の最初の数週間に比べて、大幅に有利な状況にあると言えます。
チップ不足に関しては、レガシーノードで不足が発生しています。当社は主に最先端のノードを購入しており、最先端のノードでは問題はありません。しかし、レガシーノードでは、さまざまな企業と供給をめぐって競合しています。22年の経済状況や他社の需要予測の正確さを知らなければならないため、これらがいつ均衡するかを予測するのは困難です。
ですから、私は安心して予測をすることはできません。あまりにも正確性に欠けると思うからです。しかし、当社のオペレーションチームには非常に安心感があります。彼らは、サイクルタイムを短縮し、歩留まりを向上させ、状況を改善するために基本的な生産能力への投資に加えてできることはすべてやっていると思います。
Q:次にルカさん、12月の売上総利益率についてお聞きしたいのですが、基本的に9月と比べて売上総利益率は横ばいから少し下がる程度と考えているようですね。それについて触れてみたいと思います。歴史的に見て、最終的にどれだけの収益レバレッジをかけるかを考えると、12月の売上総利益率は上昇すると予想していたと思います。過去の季節性と比較して、よりフラットなガイドとなっているのは、粗利益に対する考え方があるからではないでしょうか?
A:ご存知のように、通常、12月はホリデーシーズンであるため、おっしゃるようにテコ入れが必要です。しかし、この時期は多くの新製品を発売する時期でもあります。ご存知のように、私たちは基本的にすべての製品カテゴリーで新製品を発売しました。新製品を発売します。需要は非常に旺盛です。しかし、ご存じのように、新製品を発売すると、サイクルの初期にはコスト構造が高くなる傾向があります。そのために、このバランスを取っているのです。
もちろん、前年同期比で見ると、大幅に拡大していますよね。というのも、1年前の12月の四半期には39.8%でしたから、これは明らかに大幅な拡大を示しています。
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