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リトアニアの紙のカーテン

 以前リトアニアに住む切り絵作家、オデットさんと本の交換をしました。オデットさんの版画や切り絵作品は、とても美しく、私たちにとっても興味深いです。ここのところ、カルチャー教室で、生徒さんたちにこの本で作品を見ていただいているのですが、中でも多くの方の興味を引いたのが、紙のカーテンです。
 オデットさんが子供の頃、親戚の家で見た部屋の中の紙のオーナメント、それが現在の切り絵の原体験になっているとのこと。そして彼女が制作した窓や棚の紙飾りの写真がたくさん掲載されています。普段の日常をこうして切り絵を飾るのはとても素敵。図案もシンプルで実際に作れそうなところが、剪画を作る女性の心に響くのだと思います。
 中には作り方を説明している文章もあって、色々と参考になります。日本的な模様を使って、こうした紙のオーナメントを作ってみるのも面白いかもしれませんね。


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