柿食えば…
高橋 隆 作 276×378mm
“Eat a Persimmon and...” by Takashi Takahashi
今回のテーマ「橙」という色の名前は、柑橘系の果物からきています。 にも関わらず作品展には、オレンジよりも柿の作品の方が多く、全部で6点出展されています。柿の絵の方が情緒を出しやすいのでしょうか。
この高橋さんの作品は、本来ならば1つ前の「剪書」展に「柿食えば…」の句を添えて出展されるはずでした。が、文字が入らない方が柿が美しく見えるのと、季節的に6月よりも8月の末から9月に展示する方が似合うと思い、こちらに出すことにしました。
橙色に映える柿、お寺の塔のシルエット、秋の雲が漂う空…。確かに日本情緒漂う美しい風景です。手前にかなりマットな感じの和紙を廃することによって黒い影を浮き立たせ、落ち着いた雰囲気を出しました。
秋の橙色を表現した美しい
(「橙」出展作品 2022.8.24~9.10 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)