メールのデーサイズ確認方法
今回はメールデータサイズの確認方法についてです。
おおよその1通サイズを知っておくことでシステムの負荷計算などに役立てられます。
メールデータのサイズはヘッダー+本文+添付ファイル容量で決まる
1通のメールデータは、メーラーで普段見えている部分(メール本文と添付ファイル)の他に、ヘッダーにもテキストデータが使われていることに注意しましょう。
1通のメールをPCに保存し、プロパティから保存したemlファイルのサイズを確認できます。
※Windowsの場合、拡張子がemlになると思います
emlファイルのサイズを確認することで、ヘッダー+本文+添付ファイルのメール全体のデータ量を測ることができます。
送信メールのヘッダー情報と、受信メールのヘッダー情報はイコールではありませんが、emlファイルのサイズはおおよそのメールデータサイズを測るのに有効です。
2通のメール本文の内容は一緒なのですが、添付ありには写真データを付与しています。その分メールサイズが大きいですね。
メール配送の際に複数のメールサーバを経由して配送される場合は、経由したサーバの情報がメールヘッダ追記されていくのでその追記テキスト分がデータサイズに加わります。
サーバー情報の他にも認証情報などが追記されます。
メーラーによっては、各メールボックス上での表示設定でサイズを表示することができるので、この方法でもおおよそのメールサイズを確認できます。
表示ツールバー上で右クリックすると表示させたい項目を選択することができる。(メーラー/Thunderbird)
尚、GmailやYahoo!メールなどのWEBメールでは、ブラウザ上でメールサイズを確認することができない仕様となっている場合があるようです。
メールサイズが大きいとどうなる?
画像がたくさん挿入されたメールとテキストのみのメールを比べた場合、画像がたくさん挿入されたメールの方がデータサイズが大きいため、宛先サーバへの配送処理にも時間がかかります。
メールサイズが大きいために配信遅延が生じている場合は、画像添付を減らしてデータサイズを抑えたり、回線帯域を広げたりすることで配信速度の改善に繋がるかと思います。
システム負荷を把握・計算するためにも、メールサイズがどれくらいなのか確認しておくことをおすすめします。
また、メール配信サービスやメールリレーサービスなどでは、メールサイズの大きさによって料金が設定されているケースやオプション費用がかかることがあります。
メールシステムを選定する際にも、メールサイズを把握していくとなにかとスムーズですので、配信しているメールサイズの平均値や最大サイズなどを調べてみましょう!
センドマジックの製品WEBページはこちら
YouTubeチャンネルもやっています!センドマジックチャンネル