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一流

先日、グリドル銀葉でお客様のお持ち込みのロマネコンティ1988。

お嬢様の誕生年で、いつ開けようかと思ってらっしゃったそうです。

前日に、そのお客様から「ソムリエは?」との問い合わせ。話を聞いたらロマネコンティを開けるとのこと。

ワインのこと知らない私でも高級で高価なワインだと言うことは、わかる。酒屋さんや友達に電話して前日なんでなかなか難しく、やっと来ていただけるソムリエをみつけました。

料理長には、ワインに負けない料理をと言葉をかけて。

いろいろな想いが詰まったこのワインを、開けてもらえる場所に選んでいただいたことに感謝をしながら、抜栓してるソムリエの姿を横で見つめていました。

あまり軽い言葉でこのワインを表現しては、いけないなという気持ちにさせる程の雰囲気を持つボトル。先入観もあるが、堂々とした佇まい。

少し試飲をさせていただきましたが、もっと飲みたいより充分です、の気持ち。

色も鮮明に覚えています。喉を通す時に、習ったわけでもないが、口に含んで通すことを無意識にしなかったことを覚えてる。

とても状態の良いワインらしい。よくソムリエの方がその行為をされるところを拝見するが、あれって意味あることなんだなとつくづくそう思いました。

その後、ワインが好きな方にその話しをしたら
味や色や香りのことは、聞かず、抜栓する場に立ち会えて良かったね。嬉しい話をありがとうとも言われました。

今までお酒を開けたことでそんなメッセージをもらったのは、初めて。

三桁の数字で売ってるワインは、そんな感じなんだと痛感。

また、別日に古民家でフレンチをしているお店に食事に。料理も素晴らしいのですが、器も素敵で、マイセンを中心に使ってました。


飾ってあるのは、よくあるが、実際に料理を盛り付けるのは、なかなかない。使ってこそ生きる器。

実際に飲んだり食べたり使ってこそわかる価値。いつもそう思ってはいますが、一流は、体験するとよくわかるものです。



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