![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39301699/rectangle_large_type_2_220e744f15098bd8d63d83337213f491.jpg?width=1200)
最近思うこと〜私は寄り添う女将で在りたい〜
日曜日になりました。
1週間はあっという間ですね。
本日も女将のブログ、更新させていただきます。
愛媛県でもコロナ感染が広まり、大変なこととなっております。気が気ではありません。
女将のお仕事を通して、お客様と色々なお話をします。お客様は様々なお仕事をされています。
その中で、贔屓にしてくださるお医者様が私に「女将さんの仕事は、力がある、威勢のある人ばかりで元気をもらえて良いわね。」と。
「私の仕事は、痛いとか辛いとかの患者さんを診て、寄り添う中で自身も弱ってしまうような時がある。」と。
確かに、栴檀はお祝い事や仕事を成立させるという強い気持ちで入られる方が多いです。
ポジティブな空気に包まれ、私まで嬉しい気持ちになりエネルギーをいただきます。
お客様が頑張ってる姿を見ながら、何か私たちの出来ることはないか、うまくサポート側としてお手伝いをしてあげたいと、サービスに熱が入ります。
その反面、何年もこの仕事をしてるとお客様にお客様の悲しくお辛い背中を見ることもあります。
会社が倒産したり、消息不明になったり、ご病気になられて私に直接お電話をいただいたり…。
その度にどのように接すれば良いかと悩みます。
私が女将の仕事として大切にしていきたいことは「お客様に寄り添うこと」です。
商売をしてると色々な場面に遭遇し、嬉しい気持ちにも辛い気持ちにもなります。
嬉しい時は一緒に喜び、笑いあいます。お客様が辛く悲しんでいる時には、当事者の方や周りの方々に私が何をして差し上げたら良いかどんな言葉をかけてあげたら良いのか、そっとしてあげたら良いのか悩みます。
商売をしてなくても、人と人、お付き合いの中、悩むことはありますよね。
先代の女将である母が昔、言ってたことは「お祝いはいつでも良いけど不幸事はちゃんとしとかないかんよ。」と。
今の年齢となり、経験を積み、母の言っていた事がわかるようになってきました。
年齢を重ねていくと、若い頃には経験できなかった事が訪れてきます。私が年を重ねれば、お客様も年を重ねていかれます。
その中で社会の責任であったり、人生のステージが変化していきます。
辛く悲しまれているお客様には、その方の言葉使いや仕草などから回想して、私の中で寄り添う道筋の答えを導いていきます。
もちろんその答えが合ってるかどうかわかりません。
世代が変わっても長くご愛顧いただくのは、良い時も悲しい時も寄り添うこと。
料理旅館の女将業。華やかな世界に見えるように思われますが、若い時に感じた思いと現実はまた違います。
従業員達もお客様に悲しいことがあると同じようにお客様を心配する声があります。
栴檀として一人一人のお客様に寄り添うことができれば、料理旅館は続いていくのでしょう。
そして、寄り添いながら、お客様の悲しみを抱きしめてあげるようになれば、本当の女将になれるんでしょう。
コロナ渦。今までに経験したことのない時代がやって来ました。多くの人が悩まれています。
第3波を迎え思うことがあります。まだまだ渦中なのです。アフターコロナはまだやってきていません。
本当に大変で、立ち上がっていかなければならない時代はこれからです。
辛く悲しい事を一人で抱え込まないように吐き出せる場として寄り添うこと、立ち上がっていく時に背中を押して寄り添うこと、女将として支えてくださるお客様に寄り添っていけるよう、成長し、栴檀の舵きりをしていきたいと思います。
いつもお読みいただき有り難うございます。
日々変わる社会の流れを感じ、今日は胸にある思いを綴らせていただきました。
栴檀の大切なお客様へ
思い悩んだ時は、ご連絡くださいね。
共に立ち上がりましょう。
【料理旅館 栴檀】
https://www.sendan-dougo.com
【栴檀の感謝の手土産 香り菓子「白檀」】
https://www.sendan-dougo.com/byakudan/
【ご家庭で栴檀のお料理を】
https://www.instagram.com/p/CGuvGv9DNsL/?igshid=1aju6hu9030wj