![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104422912/rectangle_large_type_2_1076f353ca1309d7f02730b9b1c9f2c4.png?width=1200)
止まっていた時間が一気に動いたような『まつもtoなかい』の濃密な1時間
2人の間に流れる貴重な時間をこっそり共有させてもらえたような、そんな気になれた新番組『まつもtoなかい』でした。松ちゃんが2人に気を遣っている姿も新鮮だったように感じます。
私自身SMAPの"大ファン"だったという自覚は特にはないわけです。でも、SMAPはこれまで存在した&存在しているアイドル・グループとは一線を画した、まさに「国民的アイドル」という名にふさわしい唯一無二の存在感がありました。
いつもそこに居るのが当たり前で、メンバーの成長していく姿を日本国民みんなが自然と楽しみにしていたというか、応援していたというか…。
だからこそ、解散に至るまでの過程があまりにもその存在価値とはかけ離れた寂しいモノになってしまい、SMAPへの想いを誰もがもて余したまま置き去りにされたしまったような、そんな虚しさを感じていたと思います。
解散後、中居くんとキムタクはテレビの世界で変わらず存在していたけれど「新しい地図」の3人はテレビから干された状態が続いていました。
それが事務所への忖度だったのか圧力だったのかは今となっては分かりませんが、3人がそれぞれの立ち位置を模索しながらも、やりたい仕事を少しずつ実現させていったような気がします。
剛くんが日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した辺りから彼らを取り巻く環境が徐々に変わっていったような感じだったかと。
今回、新番組の初回ゲスト「香取慎吾」というニュースを目にして、絶対に観よう!と決めていました。
SMAPが解散して以来、地上波で2人が共演するのはなんと6年ぶり!確かにブランクはあったかもしれないけれど、25年もの長い間ずっと同じグループで切磋琢磨していたメンバーとの久しぶりの共演は、心躍る気持ちだったのではないかと思います。
最初は張りつめたような緊張感が漂っていて、慎吾ちゃんは松ちゃんとばかり視線を合わせ。徐々に徐々に2人が目を合わせ、会話が繋がり始めて…。嬉しいような、照れ臭いような、何とも言えない本音がお互いに漏れ出ているような空気感が最高に素敵でした。
「今日のゲストは香取慎吾さんです!」とフルネームに"さん"付けから「慎吾」と呼び捨てにする中居くんの心の動きを想像すると、感慨深いものがありました。
そこからは、中居くんの体調を心配した慎吾ちゃんが2ヶ月毎日メールしていたという事実が判明したり、2人の絆を知って静かな感動を噛み締めていました。中居くんが自分の本当の体調の話をしていたのが松ちゃんと慎吾ちゃんの2人だけだったというのも驚きの事実でした。
離れていたとしても兄弟のような2人の関係性は変わらずそこにあって、やっぱり改めて「仲間」なんだなーと。
口数の少ない吾郎ちゃん、ちょっとおとぼけ剛くん。ストレートに感情を表すことのできる慎吾ちゃんとはまた違った距離感を保ちながら、きっと中居くんの体調を2人も気遣っていたはず…そんな微笑ましい雰囲気も感じられました。
慎吾ちゃんがこの番組への出演を決めた大きな理由が「地上波で歌を歌えわせてもらえるから」というもので『スマスマ』最終回以来初めてだったそうです。
慎吾ちゃんがSMAP解散後もずっと音楽活動頑張ってきたことは知っていたので、本当にこの機会は貴重だったんだと思います。
目の前でダンサー従えながら歌い踊る慎吾ちゃんを見守る中居くんの優しい眼差しが印象的でした。
「中居くんもまた歌ったり踊ったりすればいいのに」という松ちゃんと慎吾ちゃんの言葉に笑顔で応える中居くんを見ながら、もしかしたらいつの日かSMAP再結成の夢が叶う日が来るかもしれない…なんてことを考えてみたりしました。
松ちゃんが口にした「これを機に…」ではないですが、「新しい地図」の3人の地上波出演がもっと当たり前になって、またみんなで共演する姿を観られる日が来るのもそう遠くはないのかもしれない…そんな期待を持たせてくれた濃密な1時間でした。
長い文章、最後まで読んで頂きありがとうございました。