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星野源『Eureka』が好きすぎて、頭の中を絶賛ヘビーローテーション中♪

最後に聴いたなにかしらの曲が、常に頭の中をヘビーローテーションしてしまう私。気がつけば、ついその曲を口ずさんでしまいます。

先月末に歌を教えている専門学校のレコーディング実習があり、今月頭にそのミックス後の″完パケ音源″を一人ひとりチェックするためにヘッドフォンで全員分の音源を聴く機会がありました。

教えるためにそれぞれの課題曲の原曲を何度かずつ聴いていることもあり、気づけばそのうちの何曲かが頭の中でずっとヘビーローテーションしていました。

特にVaundyの『しわあわせ』は歌唱力のある子が歌ったこともあり、余計にヘビーローテーションでした。

最近の″流行り曲″に乗り遅れずにいられるのは、生徒たちがいろんな課題曲を持ってきてくれるからなのでありがたいことなんです。

そんな私の頭の中の今一番のヘビーローテーション曲は、ズバリ星野源の『Eureka』!ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』の主題歌です。

『不思議』がこれまでの私の中の星野源No.1楽曲でしたが、『Eureka』がトップに躍り出た感じです!それくらい大好きです。完全に惚れました(笑)。何度聴いても味わい深くて、まったく飽きることがありません。

ドラマのおいしいところで『Eureka』が流れてくると、あぁきたきたきた!と。星野源のコード進行とか使用されている鍵盤の音色とか、そういうのがみごとに″ツボ″なんですよね。イントロからゾワゾワします。

今回のベースは、星野源自らが弾いているそうです。だからこそシンプルながらも自分の歌との呼吸がピッタリというか、グルーヴ感が本当に心地よい感じです。

ヴォーカルも、今回の楽曲の星野源の歌声は秀逸というか、穏やかに優しく歌いながらもそこに込められた強い意思を感じる気がします。

私が星野源の楽曲を好きなのは、“ブラック・ミュージック“が音楽のルーツにあるという共通点が大きいんだと思います。『Eureka』は私の中では歌詞は日本語だけれど、聴いている感覚は完全に洋楽です。メロウなソウルというか…。

マイケル・ジャクソン、ジョージ・デューク、グローヴァー・ワシントン・ジュニアetc…。名前を見ているだけでワクワクして、思わず腰がうずいてしまうミュージシャンたちに星野源は影響を受けているんですよね。私ももろにこの辺の音楽の洗礼を受けて、音楽人生やってきましたから!

今回の楽曲タイトル『Eureka』。!ギリシャ語に基づく表現で、(探していたものが)見つかった!見つけた!あった!分かったという言葉。すなわち“気づき“ですね。

星野源のインタビュー記事を読ませてもらいましたが、『Eureka』は「自分の歌である」そうです。いろんな騒動に思いがけず巻き込まれてしまった昨年、星野源にとっては結構辛い一年だったと思います。

その″絶望″から自分を取り戻していく「回復」のプロセスを描いた歌詞…。もちろんタイアップのドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』の内容を踏まえた上で、星野源らしいちょっと哲学的な歌詞の世界観はそのままに、万人の心の琴線に触れる内容になっていると感じます。

令和の時代になってから特にそう感じることが私自身も多くなった気がしますが、戦争だ、コロナだ、SNSの誹謗中傷だ…世の中どこかずっと落ち着かなくて混沌としていて、今は“希望“を見い出すのが難しい時代になっていると思います。

インタビュー記事の中で『Eureka』の歌詞〈希望は いらないまま〉という言葉について掘り下げている部分がありましたが、“絶望“はあるけれど“希望“はない…この星野源の考え方。どこか冷めているようで、でも“希望“がなくてもなんだかんだ生きてこられたんだから「希望なんかいらないんじゃない?」という結論。

確かに…。“希望“って〈将来に対する期待、明るい見通し〉みたいな意味がありますが、先の見えづらいこの時代、“今“を一生懸命生きることでしか見えないものがあるように感じています。“今“を大切に生きないと、その先はないというか…。

〈“今“は過去と未来の先にあるんだ〉

星野源のこの歌詞、そんなことを表現しているのかな?と解釈してみました。

当面『Eureka』は、私の頭の中のヘビーローテーションとして継続しそうです♪

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