昭和歌謡は偉大です!~『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん 』2時間半SP 昭和歌謡紅白ベストテン~
「あなたが思う“歌がうますぎる昭和の歌手”は誰ですか?」というアンケートを“昭和大好き博士ちゃん(平均年齢15歳)“に実施して、ランキングを作成したスペシャル番組。いやー、とにかく面白かったです!
男女それぞれの“歌がうますぎる昭和の歌手ベスト10”を紹介していくんですが、この“昭和大好き博士ちゃん“たちのマニアックな感性に驚かされることばかりでした。
自分の歌の教え子たちにも、こういう風に歌い手の歌唱力をきちんと聴ける″確かな耳“を持ってほしいなーと心から思います。
それにしても、どうしたらこういう子供たちが育つんでしょう(笑)。レコード600枚とか1,000枚とか、どうやって集めたんでしょうか。昔のLP盤とか高額なやつはかなりのお値段ですからね。きっと親御さんがお金に余裕があるんでしょう…。
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」のアンサーソング「赤いハイヒール」の歌詞を分析する“昭和歌謡博士ちゃん“は14歳とは思えない精神年齢の高さでした。
彼が教えてくれましたが、「返事はいらない」がユーミンの幻のデビュー曲だったとは恥ずかしながら知りませんでした…。“ビブラート歌唱“をあえてユーミンの特徴である“ノンビブラート歌唱“に変えたというのも、デビュー曲が300枚しか売れなかったための路線変更的な側面があったというのも興味深かったです。
カリスマ的な人気があった尾崎豊の歌詞は“令和の若者“にも突き刺さるものがあるみたいですね。時代が変われど14,15くらいの思春期は、みな同じような気持ちを抱くからこそ共感できるのかもしれません。
細川たかしの“こぶし“を解説する“美空ひばり博士ちゃん“は、今年15歳で歌手デビューしたこころちゃん。とても素晴らしい声質で今後の活躍が楽しみです。博士ちゃん仲間が作ってくれた「軌跡」という曲、心に響く素敵な曲でした。
小田さんは男性第3位でした。あのハイトーンボイスは今の若者たちにも感動を与えられる唯一無二の宝物だと再認識できました。75歳バリバリ現役のインパクトは若者にも“大“ということですね!
女性第3位の中森明菜。明菜は私自身大好きなので、今の年齢の明菜の歌声をぜひとも聴いてみたいです!自己プロデュース能力が高かった明菜のようなアイドルは、もう二度と出てこないと思いますね。
玉置さんは男性第2位。今の日本の男性歌手の中では、誰もが納得の断トツNo.1歌唱力でしょう。玉置さんのその高い表現力を、若者たちが的確に把握できているというのが頼もしく感じました。
松田聖子は女性第2位。今の大人数アイドル・グループとは一線を画す、ソロとしてのまぶしい存在感が間違いなくありましたよね。“エレクトーン博士ちゃん“の言うところの「お辞儀の法則」。「不安定」→「安定にハジけるサビ」という曲の分析も面白かったです。
女性第1位は美空ひばり。ひばりさん以上の歌手は日本でもう二度と現れないと私は思っています。あのピッチの正確さ、表現力、何を歌わせても上手い!上手いという言葉だけではとてもとても言い尽くせません。ひばりさんのJazzも見事な歌いっぷりで、めちゃカッコいいですし!
ひばりさんが病に倒れてから復帰した時に再起をかけて歌った「みだれ髪」のレコーディング。なんとオーケストラとの一発録り。これが完璧で、当時レコーディング映像を観て感動で号泣しました。
男性第1位は布施明。あの声量は誰も敵いません!「君は薔薇より美しい」は永遠に生き続ける名曲ですからね。なんと小田さんと同じく75歳だそうで。いまだに♪ああ 君は変わった~~~~ のサビのラストの声の伸びはキーも原キーでまったく変わらない歌声でした。凄すぎ!
自分の身近には今回の″博士ちゃん″たちのような若者は残念ながらいません。「好きこそ物の上手なれ」ではないですが、好きなことをとことん追求する気持ちって、それはイコール″才能″でもあるってことですね。日本の未来はまだまだ明るいと感じました。
今回名前のあがったすべての歌手についていろいろ書きたいくらいですが、超長くなるので今回はここら辺で(笑)。
以下“昭和大好き博士ちゃん“によって決められたベスト10です。こう見ると渋いチョイスしてますよね(笑)。
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