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そもそも“人間関係“をラクに感じられる人っているんでしょうか!?

今朝の『羽鳥慎一モーニングショー』のあるコーナーの話題が興味深くて、あれこれ考えながら真剣に観てしまいました。

テーマは【「人付き合いが苦手」心理学者が教える人間関係ラクにする方法】

「職場に苦手な人がいる」「家族とよくケンカになる」など、″人間関係″に悩みを抱えている人は確かに多いですよね。

私は今年は母のことで初対面の人と会う機会が多く、いつも気を遣いながら対応するのに疲れきってしまったところがありました。

自分自身のことではなく母のことを仲介して相手に伝えなければならず、しかもその後に相手との関係性が生まれるケース、生まれないケース…両方あり得たので、言葉も慎重に選びながら常に頭フル回転だったことが大きな要因だったと思います。

基本的には「人に教える」という“対人仕事“を生業としているので、相手が初対面でもそれほど緊張もせず、それなりにやり取りできている方だとは思います。「人付き合いが苦手」とは、普段は感じていないつもりです。

ただそれは仕事と割りきっている“表向きの姿“であって、心の中ではどこかでいつも無理しているところがあるのかもしれない…と、年齢を重ねるにつれて感じるようになりました。

元々「人にこう思われたらどうしよう?」とか、「こんなこと言ったら嫌われてしまうかも?」とか、たとえそれが長い付き合いの相手でも初めての相手でも、必要以上に「人にどう思われるのか?」を気にするタイプの人間ではあるので…。

~「人の目が気になるあなたへ」~

ジムで一生懸命トレーニングしている姿を見られたくない…。「あの人一人で食べているんだ」と思われたくないから“ぼっち飯“はできない…。

それは自分にだけスポットライトが当たっているかのように感じてしまう「スポットライト効果」という心理。

若者が時代遅れと感じる歌手の顔をプリントしたTシャツを学生に着せて、キャンパスを1周させるというアメリカのコーネル大学での実験。

「すれ違った人が、どれくらいそのTシャツを見たか?」

参加者は47%は確実に見ていたはずと思っていたのに、結果は24%。自分が思うほど他人は自分に注目していないという結果。

結局は“自意識過剰“ってことなんですよね(笑)。人は周りの人間のことを、実はそんなに気にしていない、見てはいないんですよね。そのことを分かってはいるんですが、それでも気にしちゃうものでして…。

~「自己主張」できない方が幸せ!?~

いい企画やアイデアを思いついても、生意気と思われるのが嫌で黙ってしまう。似たような案が後から通ったりすると、なんで言わなかったのかと後悔する…。グループ内に意見を言う人がいると、引いてしまう…。

ここから出演者たちの主張がカンカンガクガク続き、それぞれの性格が現れていて面白かったです(笑)。

松岡アナ「意見はハッキリ言うタイプですが、言い方には気をつけたり、クッション言葉を置いたりします」

心理学者の内藤先生「私は自己主張しないんです。できないわけではなく、あえてしない。人に嫌われないように」

長嶋一茂「僕はしますよ。主張じゃなくて、文句言いますよ。ずーっと。嫌われてもいいので」

玉川さん「僕は自己主張しない方がいいのにって分かってるんですよ。でもしちゃう」

内藤先生は、自己主張はできるだけ抑制した方がいいと(笑)。ここは意見が分かれるところでしょうね。

自己主張の強い男性と女性のシナリオをそれぞれ作成し、男女80人に読んでもらい受けた印象を尋ねるというケント州立大学の実験。

教授の予想では、自己主張をする男性は″男らしい″と評価されて、自己主張する女性は″女性のイメージとそぐわない″と悪く評価されるのでは?

「自己主張する男性」も否定的な評価を受けて、自己主張の激しい人は性別に関係なく嫌がられるという結論に。

長嶋一茂「僕は″更年期障がい″なのでテストステロン値を上げるために、いろんなところで文句・主張を言っている。いい人でいるのは疲れるだけだから、嫌われている方がラク」

この言葉を受けて、自己主張をして嫌われることが分かっていても、割りきって自分に積極的にやる気を出せるためにやっているならいいと内藤先生。

玉川さん「しなきゃいいのにって思うこともしちゃうから、後でやめとけば良かったって思うことは人生でもある」

玉川さんは″エゴサーチ″をして人の目を気にするタイプのようですが、自己主張したことへの後悔はすぐに忘れてしまうそうです(笑)。切り替えが上手いとも言えるのかもしれません。

~自己主張しすぎたときには?手を洗う!?~

自分がした不道徳な行いを思い出して紙に書き出す(罪悪感を高めさせる)。その後、半分の学生には手洗いをさせ、半分の学生には何もさせないというコロンビア大学の実験。

手を洗ったグループの方が「後悔」「罪悪感」の気持ちが減少という結果に。

ある行動を取ることによって、自分がスッキリするならそれをやるようにすればいいという内藤先生。たとえば紙をビリビリに破くとかでもいいと。

松岡アナ「ネガティブになるとそのことしか考えられなくなって、時間が経っても寝られない」

長嶋一茂「ネガティブなときは自分が成長していると思う。人間の成長は試練の中でしか生まれないから、ヤフコメとかで批判を受けても、この人たちが俺を成長させてくれていると思う。感謝する。そうすると眠れる」

初めて長嶋一茂の言葉で、ほほーっと思いました(笑)。こういうポジティブな考え方は取り入れてみる方が、精神的にはいい方向に進めそうな気がします。

その他の内容としては…。

★″人間関係″で相手とケンカにならない伝え方としては、冒頭にクッション言葉を必ず置くようにする。

★親しい友人がいなくても、顔見知りと少し話すだけでも、あいさつするだけでも人間の幸福感はUPする。親友がいなくても大丈夫。

玉川さん「身近に定期的に会う人がいることが、定年になってから重要だと思った。親友は関係が深いかもしれないけれど、年に何回会いますか?それよりも職場とかの人間関係の中で、浅い関係でもいい関係が作れていたら十分幸せだと思う」

★高齢者と若者との「世代間ギャップ」を埋めるには、高齢者の人は話が脱線しがちなので“箇条書き“を意識して話すと長話が改善できる。若者に嫌われたくなければ(笑)、とにかく短く絞って話をすること。

今日の話では、参考になることも多々ありました。出演者たちの言葉になるほどと思うことも。

でも人間、二人いればすでに人間関係が生じるわけです。夫婦だってそうです。

そもそも“人間関係“をラクに感じられる人っているんでしょうか!?

今日の私の元も子もない結論です(笑)。もちろん、少しでも良好な“人間関係“を築き上げたいと常々思ってはいますが…。

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