リニューアルオープンの日を、固定客からこんなにも待ち望まれていた”幸せなお店″のお話です
これは夫から聞いた、いわゆる心温まる"いい話"です。
夫は週に何度か、コーヒーを一杯飲んでひと息ついてから仕事先に向かう習慣があります。
行きつけのお店は「エ プロント としまエコミューゼタウン店」。東池袋駅直結で、雨でも濡れることなく行ける便利な立地のようです。豊島区役所の一階にあるそうです。
実はそのお店が二週間前から、リニューアルのために"一時休業"していました。
朝ごはんを食べたり、新聞を読んだり、なにかの勉強をしていたり…。夫と同様朝早くから顔なじみの固定客がたくさんいるお店のようで、"一時休業"と聞いたときは皆さん「明日からどこに行けばいいんだ…」と非常に残念がっていたそうです。
いつもいるスタッフの女の子が気の利くとてもいい子らしく「突然ですみません」と、一人ひとりに頭を下げていたそうです。
もちろん夫もそこから二週間は"コーヒー難民(笑)"。○トール、カフェ・ド・○○○などに日替わりで行ってみたそうです。でも、どうもしっくりこない様子でした。
お店の"居心地のよさ"って人それぞれなにかポイントがあると思いますが、夫にとっては一人ひとりのスペースがしっかり確保できるところだったようです。
二週間経ちまさに今日、待ち望んでいたそのリニューアルオープンの日でした。夫も楽しみにその店に行ったそうです。初日だったので、いつもよりかなり混んでいたみたいですね。
例のスタッフの女の子がお客さん一人ひとりに「長い間お待たせしてすみませんでした」と声をかけ、顔なじみの固定客の方たちは「今日を待ってたよ!」とか「再開を楽しみにしてたよ!」とか「やっとこの日が来たー!」とか、皆さん口々に言葉を返してあげていたそうです。
「皆さんが他のお店に行くようになってしまわないかどうか、とても心配していました」とそのスタッフの女の子が口にしていたようですが、その心配は杞憂に終わったようですね!
"リニューアルのための一時休業″っていろんなお店がやっていますが、こんなにもリニューアルオープンを待ち望まれるお店って実際そんなにないような気がします。
お店の雰囲気やスタッフの方たちの心遣いがお客さん一人ひとりの心にしっかり届いているからこそなんでしょう…と感じ、なんだかジーンときてしまいました。
ちなみにリニューアル後はお店の照明が明るくなり、ベンチ仕様だったイスがたくさんの二人がけの席になったそうです。二人はもちろん、一人でもさらに居心地よくなったみたいですよ。
私も今度そのお店に行って、コーヒーを飲んでみたくなりました。
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