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「やっぱり不完全であるというのはいいな」イチロー氏らしい名言に、また学びがありました
「1票足りないというのはすごく良かったと思います。しかもジーターと一緒。これも数字的な話なんですけど…足りないものを、これって補いようがないんですけど、努力とかそういうことじゃないからね。ですけど、いろいろなことが足りない、人って.…。それを自分なりに自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思うんです。これとそれはまた別な話なんですけど、やっぱり不完全であるというのはいいなと。生きていく上で不完全だから進もうとできるわけで。そういうことを改めて考えさせられるというか、見つめ合えるというか、そこに向き合えるのは良かったなと思います」
MLB殿堂入りを果たした、イチロー氏の記者会見中の言葉です。満票ではなく、1票届かなかったことへの自分なりの解釈に心をわしづかみにされました。
いかにもイチロー氏らしくて、イチロー氏じゃなければ言えない言葉。
日本人選手が当たり前にMLBで活躍するようになった現在ですが、イチロー氏の存在がなければここまで脈々とつながってこなかったかもしれませんよね。
2001年首位打者を獲得して、新人王とシーズンMVPを同時受賞。2010年までゴールドグラブ賞を10度受賞。19年間のメジャー通算3,089安打をマーク。10年連続シーズン200安打。
数字はもちろん、イチロー氏の残してきた功績は計り知れません。殿堂入りは当然のことながら、満票かそうでないかという部分がかなりクローズアップされていました。
どちらかといえば「完璧主義者」の私は、理想の自分像に近づけないと分かるたびについ落ち込んだりしがちな人間です。
“完璧“なんてあり得ないということは分かっているのに、どうしてもそれを追い求めずにはいられないというか…。
このイチロー氏の言葉の中にも「自分なりの完璧を追い求めて進んでいくのが人生だと思うんです」とありますが、つまづきながらも、私の人生はまさにこんなものなのかもしれません。
でも殿堂入りが満票ではなく、1票だけ足りなかった自分のことを「やっぱり不完全であるというのはいいなと。生きていく上で不完全だから進もうとできるわけで」と言えてしまうイチロー氏の潔さというか清々しさというか、人間として尊敬できる人だと改めて感じたわけです。
あぁ、この人は最高レベルの景色を見た人間でありながらも、まだここからその足りなかったモノを追求してもっともっと高みを目指して自分を磨いていくんだなぁ~と。
まだ“不完全“であるということは、まだまだ伸びしろがあると信じて、自分の人生突き進んでいくしかありませんね。
イチロー氏の生きざまに、学ぶことだらけの記者会見でした。
イチロー氏が着ていたTシャツ。ノブが野球ボールになっていて「自分が好きなことを見つけて、夢中になることに飛び込んでいこう、そのドアを開けてみよう」というメッセージが込められているとか。どこまでも素敵すぎます。子どもにも大人にもガンガン響きます。
自分が初めてMLBに挑戦した年に、おそらく地球上で誰もこの殿堂入りを想像ができなかったであろうと言ったイチロー氏。
現役生活19年の間には、私たちの想像を超えるざまざな苦労があったと思います。日々努力を重ねて試合で結果を出して、常に自分自身と闘い続けてきた先に、この殿堂入りという栄冠があったんですね。
今日はイチロー氏と同じ日本人として、誇らしくてなんだか胸いっぱいの日になりました。
イチロー氏、心からおめでとうございます!これからも、たくさん学ばせてください。