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第19回科学ジャーナリスト賞贈呈式

6月8日(土)審査員を務めた科学ジャーナリスト賞(J賞)の贈呈式に出席してきました。この賞は日本科学ジャーナリスト会議(JASTJ)が毎年、授与しているものです。

こちらが今年の受賞作品です。

選考委員として関わりました。

大賞、優秀賞、それぞれの受賞者に、白川先生、浅島先生、相澤先生、小林先生が記念品を授与し、それぞれ講評と受賞スピーチをされました。

日本科学ジャーナリスト会議の会長の室山さんのご挨拶、司会は毎日新聞からこの春、同志社大学に異動された元村さんでした。画像は拙iPhoneにて撮影。

受賞作品へのリンクを貼っておきます。

全体講評をさせていただきましたが、尾身先生が「新型コロナウイルス感染症の、この未曾有の体験を誰かが記録として残さなければならない」という決意で『1100日間の葛藤 新型コロナパンデミック、専門家たちの記録』を執筆することを決意され、日経BP社がその出版を担当し、今回、J賞の優秀賞として選定したことは、その思いのバトンを受け取って、さらに広く伝えようという関係者の気持ちの表れでした。尾身先生の分科会から、データに基づいた提言が出されても、それを受け取る国民のリテラシーが十分でないと、どうしても安易でシンプルな身近な人の声に従ってしまいがちであるということも、JASTJ等が訴えていかなければならないことだと思います。

経口中絶薬に関するYahoo!ニュース3回連載については、プレゼンターの小林先生が「はて?」という出だしで講評の掴みをさらってしまったので、本当はもっと発言したいこともありましたが、「経口中絶薬(アフターピル)の検討会が2010年頃に開かれた際に、その委員会に女性がほとんどいないことを、何度もジェンダー学の授業で取り上げてきたことはお伝えしました。

拙note記事や、週刊ダイヤモンド誌の連載コラムも、筆者としては科学コミュニケーション・科学ジャーナリズムの端に位置するという気持ちでいます。

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